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都心ならではの利便性と緑や情緒を併せ持つ台東区蔵前エリア

隅田川テラス
隅田川テラス

東京都台東区は都心に位置しながらも、緑や水に恵まれた閑静な佇まいの住宅地が多い。台東区の東に広がる蔵前エリアも交通の利便性や買い物環境に恵まれつつ、隅田川など自然も身近な街だ。

長い歴史が漂う街

「鳥越祭」の千貫神輿
「鳥越祭」の千貫神輿

蔵前エリアも氏子地域に含まれる「鳥越神社」は創建651(白雉2)年と伝えられるなど、このエリアは長い歴史を持つ。「鳥越神社」の例大祭「鳥越祭」は今も開催され、蔵前エリアでは都内最大級の「千貫神輿」が渡御する。

「蔵前」の地名の由来は、江戸幕府の米蔵があったことに由来している。この蔵付近には、多くの米問屋が軒を連ね、大いに栄えていたそうだ。蔵前エリアの西を南北に延びる新堀通りは、関東大震災後に埋め立てられるまで運河として機能しており、交通の要衝としてにぎわっていた。その様子は安藤広重の『名所江戸百景』にも描かれている。

徒歩圏内で多数の駅、路線を利用可能

「蔵前」駅
「蔵前」駅

蔵前エリア周辺には徒歩圏内に多くの駅があり、各地へのアクセスの良さは抜群と言えるだろう。「蔵前」駅は、都営浅草線と都営大江戸線の2路線が利用できる。浅草線では、「日本橋」駅や「新橋」駅のほか「羽田空港」、「成田空港」へ、大江戸線では「新宿西口」駅や「汐留」駅などにダイレクトにアクセスが可能。その他にも、東京メトロ銀座線「田原町」、鉄浅草線と銀座線に加え、東武スカイツリーラインも乗り入れる「浅草」駅、つくばエクスプレス「浅草」駅、JR総武線「浅草橋」も徒歩圏内となる。「田原町」駅からは、「上野」駅や「銀座」駅などにダイレクトアクセスできる他、目的地によって駅や電車を使い分けることができる。また、蔵前エリア周辺はほぼフラットな地形に恵まれているため、自転車も気軽に利用したい。

魅力あふれるショッピング施設も身近

蔵前エリアは買い物環境にも優れている。「蔵前」駅周辺には23時まで営業の「まいばすけっと蔵前駅前」と24時間営業の「miniピアゴ 蔵前2丁目店」があり、日常の買い物を身近で済ませることができる。加えて、近隣に老舗の惣菜店が営業を続ける「おかず横丁(鳥越本通商盛会)」、日本で2番目に古い商店街といわれる「佐竹商店街」など下町風情が残る商店街も広がる。「かっぱ橋道具街」や「仲見世商店街」など有名商店街も身近で、多彩な買い物を楽しめるだろう。

「かっぱ橋道具街」
「かっぱ橋道具街」

蔵前エリアから御徒町エリア一帯は、古くからファッション・雑貨を扱うショップや会社のオフィスが集まっていた。近年はものづくりの職人や若いクリエイターが集まるようになり『徒蔵(カチクラ)』と呼ばれるようになった。ハイセンスなショップが多く、「ものづくり」の魅力に触れることのできる「モノマチ」や、毎月第一土曜日に季節に合わせて開催される「月イチ蔵前」などのイベントも開催されており、折に触れて散策するのも楽しい。

少し足を延ばせば、「アトレ上野」、「ecute上野」、「松坂屋上野店」、「上野マルイ」、「アメ横商店街」などへの上野エリアでのショッピングも楽しめる。2017(平成29)年には「パルコヤ(PARCO_ya)」がオープンし、さらに買い物の魅力が増えた。隅田川を渡れば「東京スカイツリー」の足元に広がるショッピング施設「東京ソラマチ」も徒歩圏内だ。

老舗からおしゃれな店まで人気のグルメが豊富

「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」
「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」

蔵前エリアにはグルメの楽しみも多い。200年続くどじょう料理の「駒形どぜう」、1884(昭和17)年創業で今も食パンとロールパンだけを扱う「ペリカン」、天ぷらの老舗「土手の伊勢屋」から1889(明治22)年に暖簾分けした「蔵前いせや」など伝統の店も多い。

同時に、新進のハイセンスなお店が多いことも楽しい。「東京スカイツリー」が見える食とアートが集まる複合ショッピング施設「MIRROR」には、リバーサイドのダイニングバー「リバヨン」、カジュアルビストロ料理が楽しめるカフェ「Riverside Cafe Cielo y Rio」などが入る。

「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」はサンフランシスコで話題となったチョコレートスイーツ店だ。コーヒー豆の卸を営む「SOL’S COFFEE」は蔵前エリアに「SOL’S COFFEE STAND」、浅草橋エリアに「SOL’S COFFEE ROASTERY」をオープン。駒形エリアの「KONCENT 駒形本店」ではお洒落な雑貨も扱っている。「ペリカン」直営のカフェとして2017(平成29)年にオープンした「ペリカンカフェ」はトーストやサンドが人気だ。

水と緑を身近に感じる

「旧安田庭園」
「旧安田庭園」

蔵前エリアは自然に親しめるスポットも身近だ。隅田川沿いの「隅田川テラス」では水辺の風景を眺めながら、ジョギングやウォーキングを楽しめる。イチョウ並木が美しい「横網町公園」、日本庭園が広がる「旧安田庭園」では季節の移ろいを感じられるだろう。桜の名所として名高い「墨田区立隅田公園」や「上野恩賜公園」も近い。隅田川沿いでは夏に花火大会が行われ、身近で鑑賞できるのもうれしい。

川沿いの風景、交通の利便性、ものづくりの街、個性派レストランなど、蔵前が「東京のブルックリン」と言われることも納得だ。ここでなら、充実した毎日を満喫できそうだ。

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