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いざという時の対策も万全!東陽町の防災対策!

東京メトロ東西線「東陽町」駅の北に位置する東陽7丁目は交通アクセスの利便性や充実したショッピング施設に恵まれ、暮らしやすい住宅地だ。住まいの場として考えた際に気になる災害に対する安全性はどうだろうか。

「地震に関する地域危険度測定調査」で総合危険度1

東京都が2018(平成30)年に発表した「第8回地震に関する地域危険度測定調査」では、東陽7丁目は「建物倒壊危険度」「火災危険度」「災害時活動困難度」の3項目全ての指標で最も危険度が低いランク1と評価されており、総合危険度も1になっている。

引用:東京都都市整備局:地震に関する地域危険度測定調査(第8回)
引用:東京都都市整備局:地震に関する地域危険度測定調査(第8回)

高潮や津波、洪水対策も万全

東京湾に近い江東区では津波や高潮に対する懸念もあるだろう。しかし、2012(平成24)年に東京都防災会議が発表した「首都直下地震等による東京の被害想定」によると、首都直下地震のうち東京湾北部地震を想定した江東区の津波の高さは最大で約0.78メートルと推定されている。満潮時に津波が発生した際はこれより1.75メートル程度高くなると予想されるが、江東区内の防潮堤の高さは4.47メートル~6.87メートルとなっており、想定されるあらゆる津波の高さを上回っている。

江東区の水害対策
江東区の水害対策

また、江東区を含む江東三角地帯を取り囲むように堤防が整備されているほか、周辺の河川には水門が設置されるなど、高潮や津波といった外水氾濫対策も行われている。大雨などで堤防内部に溜まった水による内水氾濫対策としては、区内4カ所に整備されている排水機場から荒川や隅田川、東京湾に排出されるようになっている。堤防や水門、排水機場の耐震化も進められており、津波や高潮に対しての対策も万全だ。

辰巳水門、奥に見える赤い建物が辰巳排水機場
辰巳水門、奥に見える赤い建物が辰巳排水機場

災害対策本部や防災公園が身近

江東区では災害が発生した際の行動計画もしっかりと整備されている。江東区ではすべての区立小・中学校に備蓄倉庫と災害応急物資格納庫を設け、非常食や資材などを用意している。また、東陽7丁目のすぐ南にある「江東区役所」は災害発生時の災害対策本部として機能する防災センターがあるほか、応急物資の集積基地となる本庁舎防災倉庫も設置されている。

広域避難場所にもなる「木場公園」
広域避難場所にもなる「木場公園」

さらに、エリアの西に広がる「木場公園」は東京都指定防災公園に指定されており、大規模救出救助活動拠点になるほか、揚水ポンプやマンホール型トイレ、かまどベンチなどが整備されていることも心強い。

都立木場公園
都立木場公園

企業や地方自治体との連携も進む

江東区では企業や地方自治体と災害時協力協定を結んでおり、災害時には連携して災害対策活動を行うことになっている。

例えば「深川郵便局」、「城東郵便局」、「新東京郵便局」は緊急輸送や連絡業務等の支援を行い、「株式会社イトーヨーカ堂」とは応急物資の優先供給のほか、津波や水害時における一時避難施設として使えるようにしている。「ヤフー株式会社」は災害情報等の発信、「東京都交通局」は燃料電池バスによる災害時の電源供給を行うなどソフト面での対策も行われている。

江東区防災センター
江東区防災センター

地方自治体では隣接する墨田区をはじめ特別区(東京23区)、遠隔地の栃木県大田原市、埼玉県秩父市、静岡県沼津市と災害時協力協定が結ばれており、災害時には被害がなかった遠隔地からの支援も期待できる。

そのほかにも総合防災訓練を行うほか、防災マップやハザードマップを多言語で作成するなど、区民の防災意識の向上にも力を入れている。総合防災訓練には区民が参加できる地域訓練もあり、参加して防災に対する意識を高めておくとよいだろう。

東陽町周辺の防災マップ(引用:江東区HP)
東陽町周辺の防災マップ(引用:江東区HP)

このようにしっかりとした防災対策が取られる江東区だが、災害発生時には、公助のほかに地域で助け合う共助、自らを守る自助も必要になってくる。いざという時のために、防災マップやハザードマップで避難所などを確認しておいたり、地域で助け合うためのコミュニティづくりをしておくことも大切だ。

いざという時の対策も万全!東陽町の防災対策!
所在地:東京都江東区 




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