東急大井町線等々力駅から徒歩15分ほど、ひっそりと佇む「Boulangerie Koshuka」。こじんまりとした店内には、ひっきりなしにお客さんが訪れる。

シェフの秋元氏は「ルノートル」、「ペルディエ」、「ユーハイム」、そして「ミクニ」を経て独立し、2007（平成19）年にお店を開業。店内にはシェフがフランスで修行した当時の写真も飾られている。

暖色系の照明がほっこりとする店内には、可愛らしい音楽が流れ、パンの香りがいっぱいに広がり、次々と出てくる焼きたてのパンの数々に目移りしてしまう。フランスやドイツなどの雰囲気に魅了されたというシェフの秋元氏のこだわりを感じるインテリアは、まるで木の温もりが伝わってくるヨーロッパのお店のようだ。

低温長時間発酵で作る本格派バゲットから、クリームパン、あんぱんなどの菓子パンが店頭に並び、ある意味“こだわりなく”商品をそろえるのが、シェフのこだわり。子供から大人まで、幅広く楽しんでもらえる店でありたいという願いが詰まっている。

自分が美味しいと心から思ったパンを提供したいという想いを胸に、「今後も挑戦したい商品はまだまだあり、これから少しずつ展開していきたい」と語ったシェフ。店内にはお持たせにもちょうどよい焼き菓子なども並び、気さくな夫婦の優しい雰囲気に包まれた、何度でも足を運びたくなるお店だ。

Boulangerie Koshuka（ブランジュリー　コシュカ）
所在地：東京都世田谷区深沢5-23-1 
電話番号：03-3703-5771