green bean to bar CHOCOLATE
中目黒と池尻大橋の街を結ぶ目黒川沿いの散策道。そのちょうど中間ほどの場所にあるのが、「green bean to bar CHOCOLATE」というチョコレート専門店だ。ここは生半可ではない情熱と“カカオ愛”が息づく、チョコレート工房の一つである。
店名にある「bean to bar」とは、カカオ豆からチョコレートができるまでの全工程を、自社工房で一貫管理して製造するスタイルのこと。通常、カカオ豆はカカオマスの状態まで加工されて製菓業者に入るが、「green bean to bar CHOCOLATE」では、生豆の選別からすべての工程を消費者に見せること、カカオ農家と直接取引をすること、生産者や生産地ごとの「シングルオリジン」を守ること、トレーサビリティ(流通経路の追跡性)を保つことなど、非常に厳しい品質管理を行っている。
店の看板商品は、店内で丁寧に作られたチョコレートバー。通常、チョコレートはカカオマス、砂糖、カカオバター、粉乳をブレンドして作るが、この店の一番人気チョコレートバーは、カカオマスとオーガニックシュガーだけで仕上げられたものだという。ゆっくりとした口溶けで、長い間チョコレートの味を楽しむことができる。
このほか、これらのチョコレートバーを使った生菓子や焼き菓子もあり、店内のカフェでいただくことができる。生菓子の一番人気は定番のエクレア。ショーケースの中身は季節ごとに数種類が入れ替えられ、常連客も飽きさせない。ドリンクはカフェラテがチョコレートとよく合い、一番人気ということだが、単品で楽しむなら「チョコレートドリンク」もおすすめだ。ほどよい甘さでカカオ本来の香りや酸味を楽しめる魅惑の一杯である。日本酒とボンボンショコラのセットがあるのも興味深い。
この店のチョコレートはギフト用としても人気が高い。チョコレートバーの包みを開いた瞬間にふわりとカカオが香る。これを贈られて喜ばない人はいないだろう。ボンボンショコラも年間を通じて置かれ、好きな組み合わせで箱詰めにしてもらうことができる。この店のチョコレートを初めて口にしたら、「カカオってこんな香りだったんだ」「産地でこんなに違うんだ」などと、思わず口に出してしまうだろう。極上の「カカオ体験」を、ぜひ一度お試しあれ。
green bean to bar CHOCOLATE
所在地:東京都目黒区青葉台2-16-11
電話番号:03-5728-6420
営業時間:11:00~21:00
定休日:水曜日
https://greenchocolate.jp/