「aminchi」は、2014（平成26）年9月にオープンした。店名の“ami”とは、“友だち”を意味するフランス語で、友だちのようにいつでも身近に感じてもらえるような存在になりたいという思いが、そこには込められている。

 

同店のオーナーパティシエールは、もともとはレストランのデザート部門で働いていた。長年の夢でもあった独立を実現させるべく物件を探しはじめることに。妥協はしたくなかったため、当初は長丁場を覚悟していたそうだが、1ヶ月も経たずしてイメージ通りの物件と巡り合うことができた。

 

店を前にして、まず印象的なのは手延べのガラスが嵌め込まれた引戸だ。ガラス越しにゆらぐ景色は、何とも言えない味わいを店にもたらしている。「松原」駅だけでなく「豪徳寺」駅からも徒歩圏内にあり、さらには通りを挟んで東急世田谷線が走っているロケーションであるが、周辺は閑静な住宅街が広がっている。

 

 

「aminchi」の主なメニューは、焼菓子と自家製アイスを使ったパフェ、そして季節のデザートだ。そのほかにもキッシュ、惣菜2種類とスープ、ドリングがセットになった軽食の用意もある。同店が理想としているのは、見ただけで嬉しくなり、口にして笑顔が生まれ、さらに食べ終えてから満足気な表情をつくり出せるデザート。年代に関係なく、毎日のように食べたいと思ってもらえるように日々試行錯誤を繰り返している。

 

店内はシンプルでありながら、決して“クール”というわけではない。人の温もりが感じられる雰囲気に包まれた店内は、そこにいるだけで、満たされた時間を過ごすことができる。2014（平成26）年9月のオープンから着実にファンを増やし、現在は約8割が常連客だという。今後の展望としては、デザートの種類を増やしていきたいとのこと。日常的に訪ねたくなる店だけに、選択肢が増えるというのは実にありがたい。

 

aminchi
所在地：東京都世田谷区赤堤3-3-16 
電話番号：03-6379-1507
営業時間：10:00～18:00
定休日：水曜日