ハナイグチ
京王井の頭線「久我山」駅から徒歩約1分、「ピーコック」手前の久我山センタービル2階にある、ワインや日本酒、きのこや旬の素材を使った料理を楽しめる「ハナイグチ」。店名の「ハナイグチ」はキノコの名前で、2階に上がる入り口横では、赤いキノコを持った白クマが描かれた大きな看板が出迎え。吉祥寺在住のイラストレーター・福田利之氏のデザインで、今や「ハナイグチ」のシンボルとして親しまれている。駅近だけに、平日は仕事帰りの人、そして週末・休日は家族連れで訪れる人も多い。
店内は、2名用テーブルが2席、4名用テーブルが1席、12名用の長テーブルが1席、そしてカウンター4席の全24席。カウンター席の前には一つひとつ形が違うぬくもりあふれる陶器が置かれ、店の一角ではそうした陶器の販売もされている。
取材にうかがった時は、栃木県益子の佐藤敬氏、愛知県半田市の松村英治氏、北海道小樽市の上田隆之氏の作品が並んでおり、その物販スペースも店のインテリアのように馴染んでいた。店主の今村氏はもともとインテリア関係の仕事をしていたそうで、料理はもちろんだが、空間の心地よさも楽しめる店内となっている。
たとえば、テーブル席の椅子もよく見るとそれぞれデザインが違う。同じ形の椅子は店内に2脚ずつ散りばめられており、それでいて全体が調和しているのが面白い。温かみのある壁は、オープン時に今村氏と奥様が自ら塗ったそう。テーブル選びにもこだわったという。「ハナイグチ」はインテリアと食器、料理の全てが調和した安らぎを得られる空間と言えるだろう。
そして料理の方だが、ランチタイムはお惣菜がたくさんのった「ハナイグチランチプレート」、西荻窪の田口ベーカリーのレトロバゲットを使った「バゲットサンド」、人気メニューをランチの定番にした「きのこのビーフストロガノフ」、自家製ガラムマサラと季節野菜を使った「チキンスパイスカレー」の4種類の中から選べます。ライスは十五穀米で、それぞれリーフサラダ、人参ラペ、ドリンクが付く。「バゲットサンドプレート」以外は、子どもサイズも用意されている。
また、18時からのディナータイムには、オードブル盛り合わせ・アヒージョ・バゲット・サラダ・カルパッチョ・肉料理などがセットになった「お料理2,000円プラン」や、それにドリンクを2杯付けられる「お料理+お飲み物3,000円プラン」といった、歓送迎会や女子会などにも嬉しいコースプランが用意されている。仕事帰りに一人で寛ぎたい方には「おひとりさま盛り合わせセット(1,000円)」もオススメだ。一人での来店客限定で、飲み物は、生ビール、赤・白ワイン、スパークリングワイン、日本酒1/2合の中から1杯を選ぶことができる。基本7種の「オードブル盛り合わせ」を、4種の一人用に変更も可能。それぞれの用途やスタイルで料理やお酒を味わえる“空間と時間”が「ハナイグチ」にはあるのだ。
※コース料金は税別、2017年6月現在のものです。
※2017年6月よりランチタイムの営業時間が変更となりました。
ハナイグチ
所在地:東京都杉並区久我山4-2-5 久我山センタービル2F
電話番号:03-5941-9226
営業時間:11:30~14:30(L.O.14:00)、18:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:火曜日、第1・第3月曜日(変更の場合あり)
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