栃木屋要吉
「栃木屋要吉」の店主・海岸さんは大学で栄養学を学んだ後、大手菓子メーカーに就職。そこで商品開発に携わっていたときに、菓子素材としてのさつま芋と出会う。体に優しく、様々な可能性が考えられるさつま芋に大きな可能性を感じて1994(平成6)年に東京・杉並区で店を出す。東村山に移転してきたのは2009(平成21)年のことだ。
「栃木屋要吉」の看板商品としてまず紹介したいのが、鳴門金時を使い、しっとりと仕上げたスイートポテトにマロンを加えた「要吉ポテト」。それと、中心部に大納言が入った「お芋の里」だ。一般的に“看板”を冠する商品ともなればレシピは変わらないが、「栃木屋要吉」の場合はそうではない。決して完成することはないとしながらも、生涯をかけてその完成形を目指すという姿勢から、レシピは何度も書き換えているとのこと。
保存料はもちろん、味が落ちるという理由から脱酸素剤を使わず、窒素ガス充填もしない。日持ちがしなくなるのは、味と安全性を優先した結果に他ならない。西武新宿線「東村山」駅から徒歩5分ほどの距離にある同店だが、その距離がまったく気にならなくなるくらいに、特別に美味しい商品がここにはある。
栃木屋要吉
所在地:東京都東村山市本町2-24-21
電話番号:042-397-7667
営業時間:9:30~18:30(土・日曜日、祝日は~18:00)
定休日:月曜日
http://tochigiya.p-kit.com/