SyuRo
食器やタオルなどの生活日用品をはじめ、革小物やバッグ、アロマ、スキンケア商品に至るまで、幅広いジャンルの商品を企画・開発するデザイン会社「SyuRo(シュロ)」。台東区出身で台東デザイナーズビレッジの卒業生でもある宇南山加子(うなやまますこ)さんが代表を務める会社で、2008(平成20)年にオープンしたショールームでは、オリジナルブランドの商品をはじめ“五感に響く生活雑貨”の魅力を発信し続けている。
町工場が点在し、ものづくりの精神が今なお残る台東区。なかでも御徒町から蔵前に広がる「徒蔵(かちくら)」エリアには個性的なお店や工場が集まり、「蔵前」駅より徒歩10分ほどの同店にも雑貨ファンはもとより連日多くの人が訪れる。
かつて町工場だったという同店は、アルミサッシのドアや配管がむき出しになった広い天井が印象的で、無機質でありながらもどこか懐かしく居心地の良い雰囲気が漂っている。
日本の伝統や職人の技をデザインに取り入れたオリジナルの商品は、シンプルかつ素材感を大切にしているため、目で見て実際に触れて、その手触りや匂いなど五感を刺激するものばかり。
指物(さしもの)という伝統技法で制作された赤ちゃん用の「ガラガラ」(税込3,300円)は、つなぎ目がほとんど見えない熟練した職人による手仕事で、やさしくなめらかな手触りに大人も癒される。ヒバ・カエデ・ナラ・クルミそれぞれ木の硬さによって音が異なるのも楽しく、実際に振ってみてその心地良さを感じてみては。
また「SyuRoオリジナルアロマミスト」(税込3,960円)も注目のアイテムで、女性過ぎず、男性過ぎないほどよいバランスで13種類ものアロマが配合されているそう。日常でのリラックスタイムや生活のバランスを整えたい時に使ってみたい。
他にも店内でひときわ目を引くのは、ブリキ・真鍮・銅から作られた金属の缶。溶接による継ぎ目の無い美しいフォルムが特徴で、「丸缶」は茶葉やコーヒー豆などの容器として、また「角缶」は文房具や手紙、写真などの小物入れとして使うなど用途は自由自在。経年による変化も楽しめる「SyuRo」ならではの商品として知られる。
SyuRo
所在地:東京都台東区鳥越1-16-5
電話番号:03-3861-0675
営業時間:12:00~18:00
定休日:日曜日、祝日(仕入れによって不定休)
http://www.syuro.info/