まち全体が公園?南町田の“新しい暮らしの拠点づくり”
住環境の豊かさや利便性の高さは、人生をより良いものにする重要な要素の1つ。仕事に家事に忙しい日々を過ごす現代において、心を解き放ちリラックスできるまちづくりを目指しているのが南町田エリアです。今回は、町田市が推進するプロジェクトと3つの周辺施設についてご紹介します。
にぎわいとみどりに溢れる都市「南町田」の魅力を探る
みなさんは“公園”にどんなイメージを抱きますか。「のんびりと過ごしリラックスできる」「癒しを与えてくれる」「子どもが安心して遊べる」など、ポジティブな印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
暮らしの拠点である街、その街のすべてを公園のように…。そんなコンセプトを掲げたプロジェクトが「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」です。
市民が「住みたい・訪れたい・活動したい」と思える街づくりのために、さまざまな施策が実施されています。
「南町田グランベリーパーク」駅から繋がる「グランベリーパーク」、「鶴間公園」、「パークライフ・サイト」。この3つの施設をつなぎ、周辺地域の歩行者ネットワークを構築し、にぎわいと交流の促進を目指したプロジェクトにより、回遊性を向上させる工夫や、車歩分離による安全なアクセス環境が整備され、子育て世代からシニアまで、多くの人が安心して暮らせる街になっています。
暮らしを支えるショップも充実の「南町田グランベリーパーク」
2000(平成12)年、10年程の暫定的な土地利用を想定して開業された「グランベリーモール」。2017(平成29)年には一旦閉業し、2年の時を経て「南町田グランベリーパーク」として生まれ変わっています。
田園都市線「南町田グランベリーパーク」駅に直結し、約240の店が軒を連ねる大型商業施設で、特に改札を出てすぐの「ステーションコート」の1階には、日常使いできるテナントがそろっています。
暮らしに欠かせないスーパーマーケット「東急ストア」や、日用雑貨を幅広く扱うドラッグストア「ココカラファイン」をはじめ、「カルディコーヒーファーム」や「郵便局」もあるので、ここだけで生活に必要なアイテムが十分にそろうでしょう。
2階には、小児科、歯科、眼科、内科といったクリニックがそろうメディカルモール「メディモ」があり、急な体調不良にも心強い存在です。また、体操教室やカルチャースクール、フィットネスジムなど地域に暮らす人々の生活に密着した施設も充実しています。
セントラルコートの中央に位置する「ギャザリングマーケット」には、「成城石井」など上質なアイテムをそろえるスーパーマーケットや駄菓子屋、惣菜店、青果店、鮮魚店などもあるため、こだわりの料理をしたいとき、お手軽に食事を済ませたいときにも重宝しますね。
もちろん、都内最大級のアウトレット複合商業施設である点も忘れてはいけません。最新のショッピングやこだわりグルメ、話題の映画も楽しめます。
あらゆる世代の交流の場、「パークライフ・サイト」
「パークライフ・サイト」は子どもから大人まで、幅広い世代が活動するつながりの場を目指して誕生しました。「まちライブラリー」は気軽に立ち寄り、本をもとにして、さまざまな人や文化に触れられる場所です。「鶴間公園」で伐採された木材を使用した家具や本棚は、温もりが感じられ居心地の良い空間となっています。
「スヌーピーミュージアム」はアメリカ、カリフォルニア州にある「チャールズM. シュルツ美術館」の世界で唯一のサテライトミュージアム(分館)です。世界中の新聞に掲載されたコミックや、貴重な原画・資料が展示されています。スヌーピーファンにはたまらない施設ですね。
「丘の広場」では、大道芸をはじめ、さまざまなイベントが開催されるなど、日常をより一層豊かにしてくれます。
イベントもスポーツも楽しめる「鶴間公園」
1979(昭和54)年に開園した「鶴間公園」は、かつて里山だった頃の風景を残す森、桜を囲む大きなテラスが特徴的な芝生広場、のびのび体を動かせるグラウンドなどを備える公園です。
広さは約7.1ヘクタールと広大で、木漏れ日の中での森林浴や、家族そろってのピクニック、スポーツなど、思い思いの時間を過ごせます。
公園のシンボルといえる「ケヤキ並木」があり、かつて水道管を引くための資材運搬用トロッコレールがあった道です。今も送水管が通っており、横浜市に生活用水を運んでいます。
散策するだけでも心地よいですが、休日にはキッチンカーも登場し楽しみの幅を広げてくれます。
子育て世代にとっては、「森のあそびば」の利用頻度が高くなることでしょう。大型の複合遊具吊り橋、ネット遊具など子どもたちが夢中になれる環境がそろっています。
青々とした人工芝のテニスコートとグラウンドもあり、本格的なスポーツも楽しめます。「カフェ・クラブハウス棟」には、ロッカー、シャワー、カフェが設置されているのもポイントです。
日本で5つだけ?子どもにやさしいまちづくり事業を進める町田市
町田市はユニセフが主唱する世界的な活動(CFCI)のもと、「子どもにやさしいまちづくり事業」を実践している自治体として承認されているのはご存知でしょうか。
2024(令和6)年8月現在、日本では町田市を含めニセコ町(北海道)、安平町(北海道)、富谷市(宮城県)、奈良市(奈良県)と5つの自治体だけです。
なかでも町田市では「子どもの居場所づくり」と「子どもの参画の推進」に注力しています。0~18歳の子ども達が自宅や学校以外に過ごせる場所を確保するため、子どもセンター、子どもクラブ、子ども創造キャンパスひなた村、放課後子ども教室、冒険遊び場などが整備されています。また、市内の児童館では利用者である子どもたちに館運営のルールを考えさせる「子ども委員会」を組織し、子ども自らが考え、行動する力を育んでいます。
この他にも、町田市公式X(旧Twitter)による子育て情報発信をはじめ、町田市子育てひろば事業、産後ケア事業、マイ保育園登録、ファミリー・サポート・センター事業など、子育て世代へのサポートが充実しています。
0歳から18歳以下の子ども一人あたり月額5,000円、年間最大6万円の支給をする東京都在住者向けの新たな子育て支援策「018(ゼロイチハチ)サポート」も受けることができます。
いかがだったでしょうか。買い物だけではない、暮らしに寄り添った商業施設と憩いの公園がそろっている南町田エリア。子育て支援も手厚いこのエリアを生活圏に、充実したアーバンライフを過ごしてみませんか。
まち全体が公園?南町田の“新しい暮らしの拠点づくり”
所在地:東京都町田市