正式名称は「神奈川県立花と緑のふれあいセンター」だが、一般公募で選ばれた「花菜ガーデン」の愛称の方がより広く知られている。「旧・神奈川県農業総合研究所」の跡地に建設され、2010（2020）年3月1日にオープン。カーアクセスが便利だが、JR「平塚」駅からのバス路線もある。

丹沢の山並みを借景とする「花菜ガーデン」の総面積は約92,000平方メートル。草木の優美さだけでなく、雄大さも味わえる場所といえる。コンセプトはチェコの著名な作家で、園芸家としても知られるカレル・チャペックの暮らしを手本に“園芸”とともに歩む日常の提案だ。園内にはチャペックの家と庭園をイメージした展示もある。

園内には、四季折々の草花を楽しめる「フラワーゾーン」と、田植え・野菜の植え付け・収穫などを体験できる「アグリゾーン」。農業や食について学ぶことのできる体験ルームをはじめ、展示室、ライブラリーを擁する「めぐみの研究棟」がある。

入園料金は時期によって異なり、3・4月と6～12月のレギュラーシーズンは540円。1・2月のスローシーズンは220円となる。おすすめは年間パスポート（2,400円）で、購入当日から入園料金と普通車の駐車料金が無料になる。“少し離れた庭”を2,400円で手に入れられるのなら、実に安いと言えるのではないだろうか。

花菜ガーデン（神奈川県立花と緑のふれあいセンター）
所在地：神奈川県平塚市寺田縄496-1 
電話番号：0463-73-6170
開園時間：9:00～17:00（3～4月、6～11月）、9:00～16:00（12～2月）、8:30～17:00（5月）
休園日：シーズンにより異なる
https://kana-garden.com/