HOME >  神奈川県エリア  >  川崎市 川崎市幸区 子育て  >  幸区の子育てを楽しく心強くサポートする拠点、「幸こども文化センター」の取り組み。

スペシャルインタビュー

幸区の子育てを楽しく心強くサポートする拠点、「幸こども文化センター」の取り組み。

JR南武線「矢向」駅から徒歩約15分。「幸こども文化センター」があるのは、区役所、市民館、図書館、スポーツセンターなど幸区の公共施設が集中するエリアだ。同館が入る建物には、社会福祉協議会と老人福祉センターが併設されており、日頃から地域と密に交流があるのも特徴だ。今回は同館の特徴や魅力、様々な取り組みについて館長の横山さんにお話を伺った。

幸こども文化センター
幸こども文化センター
地域子育て支援センター「さいわい」
地域子育て支援センター「さいわい」
遊具や絵本がいっぱいの親子遊戯室
遊具や絵本がいっぱいの親子遊戯室

保護者同伴なら小学生も21時まで利用可能

――まずは「幸こども文化センター」の役割と活動概要を教えてください

横山館長:子どもたちが自由に遊び、そして学び、自主性や協調性を養うことを目的とした施設です。小中学生と高校生には遊び場と居場所を提供し、乳幼児親子には遊び場の提供や育児相談などの子育て支援を行っています。趣味やサークル活動を楽しむ大人も利用することができ、市民活動の拠点としての役割も果たしています。

――利用するにはどのような手続きが必要でしょうか?

横山館長:個人で利用する場合は、入館時に受付で名前を書くだけです。団体で利用する場合は事前に申請が必要となっております。ただ、申請は必要ですが無料でご利用いただけます。利用時間は9時半~21時。小学生以下のお子さんが18時以降に利用する場合は、保護者の同伴が必要です。最近は夜に卓球を楽しむ親子もいますし、今年度からは夜間利用にさらに力を入れる方針です。

入口にある事務室の窓口
入口にある事務室の窓口
夏祭りの様子
夏祭りの様子
夏祭りの様子
夏祭りの様子

――施設内にはどんな設備がありますか?

横山館長:一輪車やボール遊びなどができる集会室、ピアノやボードゲームなどを楽しめる遊戯室、児童書やマンガがそろう図書室、ベビーベッドや授乳コーナーを備えた親子遊戯室などがあります。

――利用状況はいかがですか?

横山館長:天候によってばらつきはありますが、平均すると1日110人程度の来館者があります。イベント時には200人を超えることもありますよ。午前中は乳幼児親子と大人の団体利用者への貸館事業を行っていて、午後は小中学生がメインとなります。近くに総合科学高校と幸高校があるので、夕方以降は中高生が増えますね。試験前になると勉強道具を持ち込んで仲間同士で勉強する姿も多く見られます。

自由に遊べて、イベントも盛りだくさん

 飲食OKのフリースペース
飲食OKのフリースペース
映画会やスポーツ大会が行われる広い集会室
映画会やスポーツ大会が行われる広い集会室

――児童向けのイベントにはどんなものがありますか?

横山館長:プロのマジシャンを招いて開催するマジックショーや暗くした集会室でスクリーンに投影した映像を楽しむ映画会、将棋・オセロ大会などを実施しています。また、当館にはハンドベルクラブがあり、地域のお祭りなどで演奏しています。年間400円の参加費で、小学生以上の子どもが参加できます。

――「わくわくプラザ」についても教えていただけますか?

横山館長:「わくわくプラザ」は「放課後児童クラブ」と「放課後子ども教室」を合わせた施設で、川崎市内のすべての公立小学校の敷地内にあります。定員はなく、申込をして頂ければ誰でも利用できます。非常に需要が高く、たくさんの方が利用されていますね。当館の管轄は戸手小学校、御幸小学校、西御幸小学校の3つで、今年度はそれぞれ約170名、約190名、50~60名の子どもが利用しています。

夏祭りの様子
夏祭りの様子

――乳幼児親子向けの子育て支援事業について教えてください。

横山館長:親子遊戯室内にある遊具や絵本で自由に楽しんでいただけるほか、毎月さまざまなイベントを用意しています。親子で楽しめるような紙芝居や塗り絵、工作、バルーンショーなどが人気ですね。保健師さんを迎えて幼児の歯磨き方法を教えるなど、保護者向けの育児講座も実施しています。毎週火・木・金曜日の9時半~12時半には地域子育て支援センター「さいわい」が開設され、身体測定や誕生会、おはなし会などを行っています。スタッフは周辺在住のママたちなので、子育ての悩みなども相談しやすいのではないでしょうか。

同じ建物内の施設と連携して福祉の心を育む

――公共施設が集まる立地を活かしたイベントはありますか?

横山館長:毎年10月に2日間行う「プラザまつり(区民祭同時開催)」は、幸区のさまざまな施設が集まっているからこそ可能な催しです。市民館ではアートの展示やコンサート、カラオケ大会などが行われ、スポーツセンターではコートや広場が無料で開放されます。当館は輪投げやけん玉、折り紙といった遊びを提供するほか、老人福祉センターの協力で車いす体験や高齢者体験なども行っています。屋台もたくさん並び、毎年2,000人くらいの人が来るんですよ。

プラザまつり
プラザまつり
図書室
図書室

――他に、こちらの施設ならではの取り組みなどがあれば教えてください。

横山館長:同じ建物内にある、社会福祉協議会と老人福祉センターにご協力いただくことが多いのが当館の特徴だと思います。例えば、囲碁や将棋など市内のシニアが無料で利用できる施設「老人いこいの家」のお年寄りと一緒に卓球を楽しんだり、老人福祉センターで教えているオカリナの先生が子どもたちに演奏を聴かせたり。「プラザまつり」や夏祭りでは会場設営などを手伝ってもらうために、社会福祉協議会が市内の中高生ボランティアを募集してくれます。

公共施設が多くて便利な上に治安もばっちり

川崎駅西口
川崎駅西口
川崎周辺には買い物施設がたくさん
川崎周辺には買い物施設がたくさん
多摩川
多摩川

――子育て世代にとって、幸区はどんな街でしょうか。

横山館長:さまざまな手続きが行える行政機関や気軽に使える公共施設がぎゅっと集まっているので、どの世代の人にとっても便利な街だと思います。そんな場所だからこそ治安も良く、安心して子どもを育てられるのではないでしょうか。交通の便が良いことも魅力ですね。横浜や都内に出やすいのは大きな魅力だと思います。バスが縦横無尽に走っていますし、近くを国道一号線が通っているので、車やバスも便利です。それと、この地域の方々は優しいなと感じます。月に1~2回ほど子どもたちと一緒に公園や通学路を清掃するんですが、行く先々で皆さん手伝ってくださるんです。そういう意味でも、ファミリーには住みやすい土地じゃないかと思います。

 

今回、お話を聞いた人

幸こども文化センター

館長 横山 澄男さん

※この情報は2019(平成31)年4月時点のものです。

幸区の子育てを楽しく心強くサポートする拠点、「幸こども文化センター」の取り組み。
所在地:神奈川県川崎市幸区戸手本町1‐11‐5 
電話番号:044-544-1489
開館時間:9:30~21:00(日曜日、祝日は18:00まで)※18:00以降の利用は中学生以上(保護者同伴であれば小学生以下も可能)
休館日:年末年始(12/29~1/3)
http://www3.kawasaki-shiminkatsudo.or.jp..




PAGE
TOP