香雪美術館
朝日新聞社の創業者・村山龍平が蒐集した、日本や東洋の古美術を収蔵展示する「香雪美術館」。名称には、経営者であり古儀茶道藪内流の茶人でもあった村山の雅号(本名以外につける風雅な別名)を冠している。価値ある美術品の海外流出を憂いて収集に注力したコレクションは、仏教美術、書跡、近世絵画から、茶道具、漆工芸、武具にまで至り、重要文化財に指定される貴重な作品も多数。敷地内に残る「旧村山家住宅」は、明治・大正期の建築様式を伝える希少なもので、茶人であった村山にちなんで茶会を開き、建物を一般公開する催しも開かれている。
※施設設備の改築工事に伴い長期休館中。展覧会活動は「中之島香雪美術館(大阪市北区)」で継続。
香雪美術館
所在地:兵庫県神戸市東灘区御影郡家2-12-1
電話番号:078-841-0652
https://www.kosetsu-museum.or.jp/