セーリング競技は臨海部の若洲地区に新設される「若洲オリンピックマリーナ」を拠点として東京湾で開催される。1964(昭和39)年の東京オリンピックでは江ノ島にヨットハーバーが設置され、その後は日本のセーリング競技の一大拠点となったが、今回は若洲が新たな拠点として選択された。
現在、若洲は海浜公園として整備され、ゴルフリンクス、ヨット訓練所、海つり施設、キャンプ場などが設けられ憩いの場となっている。オリンピックには、現在の若洲ヨット訓練所とは別に埋め立て地の南端部分に新しくマリーナ施設を設置、大会後は東京都が所有して、首都圏だけでなく国際的なセーリング競技やマリンスポーツの拠点として活用していく計画だ。
若洲地区は東京ゲートブリッジで「海の森水上競技場」とも結ばれる予定で、大会後も水辺の森、水と緑に囲まれたエリアとして市民に親しまれる空間となるだろう。
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