オーナーシェフの高橋毅氏は、調理師専門学校を卒業すると、大阪、札幌、静岡のレストランやホテルに勤務。その後、1991（平成3）年にフランスへ渡り、主にボルドー地方で修業を積んで本場のフレンチを学んだ。そして帰国後、1994（平成6）年12月にフレンチレストラン「ラ・サンテ」を開業。「地域の方々に喜んでいただきたい」という想いから、閑静な北円山の住宅街に店を構えた。2015（平成27）年には、店はさらに市営地下鉄東西線「西28丁目」駅最寄りのアクセスの良い現在の場所に移転。2021（令和3）年12月で創業28年目となる店は、今や地域住民から観光客までの幅広い客層が、日々のランチやディナー、さらに接待の会食といったさまざまな利用目的で訪れる人気店だ。

フランス語で「健康」を意味する名を持つ当店が掲げるコンセプトは、その店名通り、「おいしく、楽しく、そして健康的な料理」。そんなコンセプトの下作られるめぐみ豊かな四季折々の北海道の食材をふんだんに使った健康的なフレンチは、ランチとディナーのコース形式で提供。アミューズからオードブル、メイン、デザートまで、北海道産食材をしっかり堪能できる。各料理の中でも特に人気が高いのは、年間を通してコースのメイン料理として提供している、十勝・足寄町の石田めん羊牧場の羊を使った料理。札幌ゆかりの札幌軟石の薪の炉の熾火でじっくり焼かれる肉は、肉本来の旨味をじっくり堪能できると大好評だ。

そして、北海道産のみずみずしいホワイトアスパラガスを使った料理は、5、6月の季節限定でありながら、全国からお客様が食べに訪れる程の店きっての名物料理として支持が高い。また、夏の終わりから秋にかけては札幌近郊の契約農家の新鮮野菜を使った野菜のコース、さらに晩秋から冬にかけては、牡蠣や真ダチ（マダラの白子）の料理やエゾシカ、野鴨などのジビエ料理といったように、年間を通して旬を感じる人気料理が勢揃いしており、訪れる客を飽きさせることがない。

「何かお祝い事やうれしい事があった時に、当店でのご家族の食事が華やかで楽しいひと時になると、とてもうれしく思います。地域の方々に選ばれるフレンチレストランでありたいと日々、スタッフ全員が努めています」。そんな高橋氏の想いが軸となったスタッフの心づくしのサービスも、当店の人気を裏付ける重要なパーツとなっていることを忘れてはならない。

店名には、「健康」だけではなく、フランスでの乾杯の合図「A SANTE（ア・サンテ）」の意味もかけられている。これから始まる、幸せな食卓の時間を味わうなら、ぜひ訪れたい料理店だ。

ラ・サンテ
所在地：北海道札幌市中央区北3条西27-2-16 
電話番号：011-612-9003
営業時間：18:00～21:30（L.O.19:30）※土・日曜日、祝日にランチ営業あり12:00～14:30（L.O.12:30）。要予約
定休日：水・木曜日 ※臨時休業あり
http://la-sante.jp/