地域と育てるスポーツとエンターテイメントの聖地

ゼビオアリーナ仙台

あすと長町のランドマークとして2012(平成24)年10月に登場した「ゼビオアリーナ仙台」。オープンから3年、プロスポーツ選手やアーティストが会場を沸かせ、仙台のみならず、東北や全国から訪れたファンを魅了している。

注目は《観る》に特化した最新鋭の設備機能だ。全長213mのLEDリボンビジョンが場内を360度1周し、さらにアリーナ中央部には4面に設置された約160インチのビジョンとその上下に2面のリング状のビジョンが設置されている。
また、場内にはBOSE社製の高性能のスピーカーが各所に散りばめられており映像と音で躍動感を演出する。

213mのリボンビジョンが場内を1周するアリーナ
213mのリボンビジョンが場内を1周するアリーナ
アリーナ中央に4面設置された160インチのLEDセンタービジョン
アリーナ中央に4面設置された160インチのLEDセンタービジョン

外観と館内は通路を含めて黒が基調になっていて大きなライブハウスのようだ。天井高20mの場内も黒ベースにすることによって、フロアが映えるだけでなく、フロアに立つプレーヤーからも観客が気持ちよく見え、一体感をさらに高める。

黒を基調とした外観
黒を基調とした外観

季節を問わず多様な会場アレンジができるのも魅力。bjリーグ公式戦の会場として仙台89ERSのホーム戦が行われる他、2014(平成26)年6月にソチ五輪金メダリストの羽生結弦選手が凱旋公演を行ったことは記憶に新しい。また、本物の砂をコートに入れ本格的なビーチバレー会場を作り上げた例もある。

フロアは土間コンクリートで、土足のまま踏み入ることができ、パーティ会場や全国規模のフォーラムなどにも利用される。観客席は1階から3階まで合わせて4,009席。一階席は可能式で、フロア面積を自由に変化させ、収容人数や用途によってフレキシブルな対応ができるようになっている。

1階から3階まで合わせて4,009席揃う観客席
1階から3階まで合わせて4,009席揃う観客席

「ゼビオアリーナ仙台」の加藤隆さんは「一流のプレーやパフォーマンスを観ていただいて大人だけでなく子どもにも感動や憧れを感じていただきたい」と語る。
「子どもの頃の憧れは大事。スポーツ選手の素晴らしいプレーを生で観た思い出は宝物にもなります。スポーツを始めるきっかけになってもらえれば嬉しいですね」

毎年10月頃にはファミリー向けのスポーツ体験を主とした周年イベントを開催している。隣接する「杜の広場」では長町商店街の協力で2,000食の芋煮が振る舞われるなど、地域との連携も進む。「地域や行政の方々と一緒にやるからこそ成り立っています。同じ気持ちで盛り上げていきたいですね」と加藤さん。

かつては全国規模の大会というと東名大福や札幌が会場になることが多かったが、これほど最新鋭、最大級の設備機能を備えたアリーナは全国でも珍しい。「地元にこういう施設があることを自慢していただけたら嬉しい。多くの方に足を運んでいただくきっかけとなれるよう、働きかけていきたい」と加藤さんは語る。

地下鉄、JRの駅からも近い他、東京からの高速バスも周辺に停まる。仙台空港からのアクセス線も停車するため、日本全国からもアクセスしやすいのが魅力だ。これからますます感動を《観》せてくれるであろうゼビオアリーナ。今後もぜひ注目したい。

ゼビオアリーナ仙台
所在地:宮城県仙台市太白区あすと長町1-4-10 
電話番号:022-748-0877
https://www.xebioarena.com/




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