「山形まるごと館 紅の蔵」は、気軽に立ち寄り、山形の魅力を堪能できる場所。かつて紅花商人だった屋敷の母屋と5棟の蔵で構成されている。
国道112号（ほっとなる通り）を歩いていると現れる立派な蔵屋敷はカフェ&ダイニング「990（クックレイ）」。新鮮な食材に山形食材をマッチングしたフレンチ&イタリアン。老舗和菓子店と人気洋菓子店で腕を振るうパティシエが作り出す創作スイーツもおすすめだ。

その奥にあるのはそば処・郷土料理の「紅山水」。山形県・最上町産のそば粉「最上早生（もがみわせ）」と、それを品種改良した山形県産オリジナル品種「でわかおり」を使用。挽きたて･打ちたて･茹でたての“三たて”にこだわった蕎麦をいただくことができる。郷土料理や地酒もあり、隣接する蔵座敷はグループでの利用も可能だ。

おみやげ処「あがらっしゃい」には、山形の美味しいものや伝統工芸品などが並ぶ。地酒や定番のお菓子はもちろん、季節毎に変わる漬物もある。その向かい側には山形の観光拠点「街なか情報館」。観光情報が得られるほか、無料で自転車を貸してくれるので散策に便利。

東出入口を出て道路を渡ったところにあるもう一棟は、旬菜旬果「おいしさ直売所」。伝統野菜をはじめ、地元生産者がこだわって作り上げた新鮮な農産物が並んでいる。毎週火曜日と木曜日には、庄内浜で水揚げされた新鮮な魚の店「まるせん」も移動販売でやってくる。

歴史の重みを感じる蔵の造形を楽しみながら散策し、ついでに気になったら建物の中に足を踏み入れる。「山形まるごと館 紅の蔵」は、気軽に楽しむことのできる、山形の魅力がいっぱい詰まった場所だ。毎月10日には十日市イベントも開催している。

山形まるごと館 紅の蔵
所在地：山形県山形市十日町2-1-8 
電話番号：023-679-5101
全館休館日：1/1～1/3
http://www.beninokura.com/