「山形」駅前の県道16号線と羽州街道とが交わる付近に位置する「第二公園」。JR「山形」駅からは徒歩9分ほどの場所にある。

山形市史によると、この場所には旧藩時代から公園が存在していたようだが、今の「第二公園」となったのは1901（明治34）年に「山形」駅が開通した年。名称に「第二」とあるが、それ以前に今の「薬師公園」である「第一公園」が作られたためで、その次に作られたことから「第二公園」と名付けられたそう。

公園の西側には池があり、周囲は樹々で覆われた静かな場所になっている。一方、東側は、滑り台や回転式ジャングルジムなどの設置された遊具広場と、ボールなどでも遊べる多目的広場となっている。藤棚も設置されているので、暑い夏場も涼を取りながら遊ぶことができるだろう。

また公園内には、かつて活躍したSL機関車「ハチクロ」のオブジェクトが設置されている。「ハチクロ」とは8620形の愛称で、この機関車は1923（大正12）年に製造された国産では初の旅客列車用形式とされている。奥羽本線及びその支線を走ったのち、1969（昭和44）年に廃車となり、ここに保存されている。園内には公衆トイレや水飲み場も設置されているので、ゆっくりと遊ぶことができる公園だ。

第二公園
所在地：山形県山形市十日町4-674-1 
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