ひたち野うしく駅東口から続く大通りを5分程まっすぐ歩いた先、一帯に商業施設が並ぶエリアの交差点を曲がると現れる珈琲豆専門店。珈琲豆購入客の他にも、軽食を楽しんだり、自分時間を過ごしたりとさまざまな客層が訪れる街の憩いスポットでもある。

「とむとむ」が誕生したのは、1977年。「美味しいコーヒーを提供したい」という想いひとつだけを抱いて、15年の会社員生活から離れ、0からコーヒー作りを学び、取手市の旧市街に最初のお店を開いたという社長の小池氏。珈琲作りを徹底して行おうと熱心に研究に取り組み、ついにここ茨城の地で珈琲の温室栽培を成功させた。その後、県道拡幅工事のため本店を利根町に移転、以降茨城県内南地域を中心に系列店を5店舗展開中。自家栽培の珈琲を提供しているのはつくば店、龍ヶ崎店、利根店のみとなるが、2009年7月にオープンしたこちらの「珈琲豆や とむとむ ひたち野うしく店」は、世界のスペシャルティーコーヒー豆の販売をメインで行っている専門店。「とむとむ」の店名は、お客様と社員みんなの夢が大きく広がるように（十夢十夢）との願いが込められている。

店内には、世界各地から買い寄せた様々な種類の珈琲豆がずらりと並んでいる。好みに合わせた焙煎や、電話での事前注文にも対応しているので、長く訪れ続ける常連客も多い。数ある珈琲の中でも今日人気が高い商品は、スイーツのような甘みとまろやかさのある「コスタリカハニー」や独特の酸味とコクが効いた「マンデリンＧ１」、また、甘みと酸味に豊かな香りがそなわった「タンザニアエーデルワイス」やフルーティーな香りと甘い酸味が特徴の「エチオピアイリガチェフG1」等。

なお、「とむとむメンバーズ」（年会費、有効期限なし）の会員になると、一部の商品を会員限定価格で購入できる特典もあるのでお得。また、豆は買いたいが種類がありすぎて思わず迷ってしまうという方でも大丈夫。好みの味や香りのイメージをスタッフに伝えれば、好みに合いそうな商品を選んで丁寧に教えてくれる。ここが珈琲専門店ならではの魅力のひとつでもある。珈琲を通して、新しいコミュニケーションが生まれる場所でもあるのだ。

珈琲豆の販売の他にも、店内には喫茶スペースがあり、珈琲をはじめとするドリンクや軽食・スイーツを中心とした飲食メニューも提供している。紅茶やココア、フルーツジュース、ホットドッグやホットケーキ等、複数のカフェメニューを取り揃えているが、驚くのはそのリーズナブルな価格。軽い食事利用だけではなく、ちょっとした時間つぶしをするのにも気兼ねなく使えるのはうれしい。近隣にあるスーパーで買い物しがてら、立ち寄ることもできる使い勝手の良さは抜群。

また、店頭では珈琲のギフトセットやオリジナルスイーツ等も複数販売。長崎のカステラ屋さんと組み、自家農園の珈琲で作った「珈琲カステラ」や、グァテマラ産コーヒー花蜂蜜を使用した「珈琲花蜜カステラ」は、珈琲のお供にぴったりのギフトとして喜ばれること間違いなし。 珈琲を飲みたくなったら、まずは訪れたい茨城を代表する珈琲の名店だ。

珈琲豆やとむとむ ひたち野うしく店
所在地：茨城県牛久市ひたち野東4-2-1 
電話番号：029-830-8058
営業時間：9:00～18:00
http://www.coffeetomtom.com/