UZAWA
“フランス料理”という言葉には、料理のジャンルを意味するだけでなく、“気軽には入れない”という気持ちにさせてしまう独特な作用がある。思いたったときに訪ねられるレストランとして認知されたいとの考えから、屋号もシンプルに「UZAWA」とし、オープン当初はフランス国旗も出していなかった。
イタリアンなのかフレンチなのか、どのような料理を味わえるのか分からないという意見があまりに多く、現在はトリコロールがはためいている。しかし、オーナーシェフの「構えず、ふらりと気軽に訪ねてほしい」という想いが変わることはない。
食器、カトラリーの選択だけでなく、店内外のデザインはオーナーシェフ自身の手によるものだ。こだわり抜いた結果、図面が完成するまで3年も掛かってしまったという。空間づくりに見られるこだわりは、食材からも窺える。フランスからの空輸便、モンサンミッシェルのムール貝、ビュルゴー家のシャラン鴨などは、その好例と言えるだろう。
とは言うものの、オーナーシェフの普段使いにしてほしいう願いもあって、オードブル、スープ、メインディッシュ、デザート、コーヒーがセットになったAコースが、ランタイムであれば1,980円で味わえる。本物をリーズナブルに、かつ和やかに楽しめる時間の提供を心がけている。
※本文中の内容・価格等は取材時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。
UZAWA
所在地:茨城県守谷市百合ケ丘1-2489-1
電話番号:0297-38-5255