城下町として栄えた栃木県最大の都市、宇都宮で暮らす
栃木県の県庁所在地・宇都宮市は、人口52万人を擁する栃木県最大の都市だ。二荒山神社の門前町として、そして江戸時代には宇都宮藩の城下町として、発展を続けてきた。
また、宇都宮の宿場は、日光街道と奥州街道という主要な街道の分岐点ともなり、古くから交通の要衝として重要な地位を占めてきた街でもある。
明治維新後、宇都宮県と合併した栃木県の県庁所在地は栃木市になるが、1884(明治17)年、栃木県庁がこの地に移されると、宇都宮市は名実ともに栃木県の中心地となり、現在まで繁栄を続けることになる。
宇都宮市の市街地には、「栃木県庁」をはじめ、「宇都宮市役所」などの公共機関が集中している。また、宇都宮大学、作新学院大学などの大学や、栃木県立宇都宮高等学校、栃木県立宇都宮女子高等学校などの高校があり、名門と呼ばれる教育機関が多いことでも知られている。
文化施設も充実している。シャガールの作品を収蔵する「宇都宮美術館」、栃木県を中心に国内外の近代美術を多く収蔵する「栃木県立美術館」、演劇やコンサートなどの催しが開催される「栃木県総合文化センター」と、芸術に触れることのできる施設が多数ある。