リストランテ白井
足利市の住宅街に、2009(平成21)年の夏にオープンした一軒家レストラン「リストランテ白井」。ここはその名のとおり、白井シェフが腕を振るう料理を味わえるカジュアルなイタリアンレストランだ。
白井氏と聞いて、足利近辺に住む食通の人であればピンとくるかもしれない。白井氏は名店「月ヶ丘茶寮」で12年間にわたってチーフシェフを務め、足利のイタリアン文化を牽引した人物である。それ以前は北イタリア地方、ピエモンテの名店「ベルヴェデーレ」で腕を磨き、その料理はイタリアそのままの味わいと評判が高い。
ここ「リストランテ白井」はベテランの白井氏にとって初めての「自身の店」で、従来の店よりカジュアル志向の雰囲気やメニュー構成で、年代を問わず気軽に訪れられるレストランを目指している。
店内に入ると、左手には高い天井のある広々とした空間が広がっている。窓が大きく、テーブルの間隔も広く、ゆったりと滞在できる雰囲気が魅力的だ。右手には3卓ほどの小さな小部屋が、2階にも小さな個室があり、気軽なランチから記念日のお祝いなど、さまざまなシーンで使いやすい間取りになっている。