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都心で浸かる旧き良きリラックススペース

南青山 清水湯

青山通りの「表参道」交差点から徒歩わずか1分の場所に、昔ながらの銭湯が息づいているのをご存知だろうか。多くの車が行き交う国道246号沿いを少し脇に入った場所に、その銭湯はある。

店舗外観
店舗外観

「南青山 清水湯」は、創業から100年以上もの歴史をもつ老舗銭湯。創業当時は、現在のキラー通り付近にあったが、1962(昭和37)年に現在地へ移転。2008(平成20)年には建物のリニューアルも行われた。

「私の祖母が生まれた時には、既に銭湯をやっていたらしいです。創業の年は明確ではありませんが、100年以上営業を続けています」と話してくださったのは、清水湯の4代目主人、大倉正敬(まさひろ)さん。

室内の様子
室内の様子

建物の中に入ると、広く明るく清潔感のある空間が広がる。公衆浴場法上では「普通公衆浴場」にあたるので、利用料は非常に安い(サウナは別料金)。男女ともに、広い内湯に3種類のジェットバス、微発泡の「シルク風呂」、高濃度炭酸泉、日替わりで様々な変わり湯を楽しめるコーナーや、そこで毎週開催される「日本の名湯めぐり」企画など、何度訪れても楽しめる工夫が凝らされている。

 ジェットバスの様子

銭湯なので“温泉”ではないにも関わらず、「うちの自慢は、お肌がつるつる、ツヤツヤになる美肌の湯。お湯にはコストをかけています」と話す大倉さん。風呂の湯は全て軟水器を通しており、消毒に関しては、塩素に加えてオゾンを減菌剤として使用しているとのこと。それだけでも十分肌あたりの良い湯となるのだが、さらに「シルク風呂」や「日本の名湯」なども重ねるのだから、美肌効果は抜群だ。土地柄もあって、エステや美容室の帰りに立ち寄る方も多いという。

シルク風呂と高濃度炭酸泉
シルク風呂と高濃度炭酸泉

営業は昼の12時から。午後の早い時間帯には近隣の常連さんが多く訪れ、夕方~夜となるにつれて、若い客層にシフトしていく。最近はSNSなどで評判を聞きつけて訪れる人も多く、若い世代と外国人の客層が多くなってきているのだとか。

「手ぶらで来られる銭湯」を目指しているということもあり、レンタルタオルやシャンプー類はもちろんのこと、下着類、靴下、ストッキングなども販売している。そういった点も、多くの人々に親しまれるポイントなのだろう。

ショップの様子
ショップの様子

時代の先端をいく青山・表参道界隈に残る、昭和の庶民文化の象徴ともいえる銭湯「南青山 清水湯」。昭和から平成、さらには令和となったこれからも、長くこの地で愛され続けるだろう。

南青山 清水湯
所在地:東京都港区南青山3-12-3 
電話番号:03-3401-4404
営業時間:12:00~24:00(土・日曜日、祝日は23:00まで)※最終入場は閉店30分前
定休日:金曜日
https://shimizuyu.jp/




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