JR中央線・総武線「高円寺」駅北口から徒歩1～2分、「純情商店街」のアーケードをくぐるとすぐ、「TEX MEX DINER バーボンハウス」がある。夜には巨大なネオンサインが一際目を引く。店名の「TEX MEX（テクスミクス）」とは「テキサス」と「メキシコ」の造語で、テキサス州界隈で生まれたメキシコ料理のことを指している。

店の入口には「バーボンハウス」「TEQUILA HOUSE」「TACOS & NACHOS」「アボガド食堂」などと書かれたブラケットサインが縦に並んでいる。実はこれらサインはグループ会社のもの。「TEQUILA HOUSE」とは2016（平成28）年11月まで「高円寺南ルック通り」にあった店。「バーボンハウス」はかつてこの場所で営業していた店。2017（平成29）年7月に「TEQUILA HOUSE」と「バーボンハウス」が合併し、「TEX MEX DINER バーボンハウス」として誕生したのだ。また、「アボガド食堂」とはイベントなどに出店するフードトラック「高円寺アボカド食堂」。つまり、ここではこれらの店のメニューを一挙に楽しむことができる。

「TEX MEX DINER バーボンハウス」の自慢はアボカド料理。かつて築地の八百屋さんで働いていたオーナーが、その八百屋さんを通してメキシコからアボカドを仕入れているという。完熟したアボカドを堪能するなら是非食べて欲しいのが「ワカモーレナチョス」。コーンチップの上に野菜が乗せられ、その上にアボカドのディップ、ワカモーレが山のように盛られている。「アボカドチーズコロッケ」は音楽フェスの大人気メニュー。クリーミィーなチーズがアボカドで包まれており、外側のサクサク衣がたまらない。

オーナーの一押しは「メキシコ牛のステーキ」。赤みが多いにも関わらず柔らかなメキシコ牛は食べごたえ満点でヘルシー。マイナス1度の冷蔵庫で表面のみを凍らせて熟成しているため旨味もたっぷりだ。そして特筆しておきたいのがタコス。メキシコ料理と言えばタコスが欠かせないが、「TEX MEX DINER バーボンハウス」ではメキシコ製の凸型鉄板“コマル”を用い、注文を受けてから焼いている。目の前で焼かれたタコスは、アイスクリームと一緒になったデザート「タコスパフェ」としても味わうことができる。

「TEX MEX DINER バーボンハウス」ではアルコール類も豊富。店内にはたくさんのボトルが並んでいる。テキーラはもちろん、ハイボールにいたってはアメリカ、メキシコ、イギリス、キューバ、日本と各国の種類が揃う。ぜひ、高円寺の街の灯りを眺めながら、メキシカンな料理とお酒を堪能してみてほしい。

TEX MEX DINER バーボンハウス
所在地：東京都杉並区高円寺北3-23-13 2F 
電話番号：03-6750-8233
営業時間：11:00～24:00
https://bourbon-house.com/