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自然と会話が生まれる対面式のパン屋さん

The Oak Bakery(ジ オーク ベーカリー)

ショーケースと小窓から成るベーカリースタンド
ショーケースと小窓から成るベーカリースタンド

都営新宿線「船堀」駅の南口から徒歩12分。2017(平成29)年にオープンした「The Oak Bakery(ジ オーク ベーカリー)」は、宇喜田通りと陣屋橋通りの交差点近くにあるパン屋だ。小窓から注文すると、店の人が商品を取ってくれる。店の前は生活道路で、多くの近隣住民が通る。商品がむき出しになっていないので、何でもさわりたがる小さな子どもを連れている人も、犬を散歩させている人も、気兼ねなく立ち寄れるのが魅力だ。対面式なので商品についても聞きやすく、会話を楽しみながら買い物ができる。

「たこのセビーチェ」(280円)と「エッグベネディクト」(270円)
「たこのセビーチェ」(280円)と「エッグベネディクト」(270円)

同店ではイーストの使用は少量にとどめ、天然酵母を使って低温で一晩じっくり発酵させる。するとグルテンの分解が進み、生地にはほのかな甘みが生まれる。消化しやすくなるので身体にも負担がかかりにくい。そんなパンを求めてやって来るのは、地元の人々だ。ハード系のパンも充実しているが、来店客には高齢者も多いため、硬くなり過ぎないよう注意しているそうだ。

ショーケースに並ぶ多彩なパン
ショーケースに並ぶ多彩なパン

商品は全60種類。正午くらいにすべてが揃う。ラインナップはよく変わるというが、あんパンやクリームパンといった定番品はオープン時から変わらない。一番人気の「クロワッサン」(216円)はバターの風味が程よく、あっさり食べられる逸品だ。チーズやドライフルーツを使った、ビールやワインに合いそうなパンも多い。

「ブリュレトースト」(194円)と「タルトポワール」(280円)
「ブリュレトースト」(194円)と「タルトポワール」(280円)

店主の富樫さんは、「PIERRE HERMÉ PARIS(ピエール・エルメ・パリ)」など一流洋菓子店で働いていた元パティシエ。タルトや人気商品の「プレミアムクリームパン」(248円)のカスタードクリームなどに、その経験がいかんなく発揮されている。江戸川区は、富樫さんの出身地である山形県鶴岡市の友好都市なのだそう。縁のあるこの地で、これからも地元の人々のためにおいしいパンを作り続けてほしい。

The Oak Bakery(ジ オーク ベーカリー)
所在地:東京都江戸川区船堀7-3-19-102 
電話番号:03-6808-8608
営業時間:11:00~18:00 完売次第終了
定休日:火曜日・水曜日
https://www.instagram.com/the_oak_bakery




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