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エリアコラム

古き良き雰囲気を残しつつ、交通アクセスの向上により進化を遂げる街、方南町

方南エリアは、杉並区南東部に位置し、一部が中野区や渋谷区と接している。主に戸建の住宅街が広がっており、エリアを横断する形で神田川が流れる、落ち着きのある住環境が整っている。近年、丸ノ内線「方南町」駅のリニューアルや、「池袋」駅~「方南町」駅の6両車両直通運転開始などにより、交通アクセスが向上し、利便性が高まっている注目の街だ。

「方南町」駅南側に伸びる「方南銀座商店街」
「方南町」駅南側に伸びる「方南銀座商店街」

リニューアルとダイヤ改正により便利になった「方南町」駅

最寄り駅である東京メトロ丸ノ内線「方南町」駅は、2019(平成31)年のリニューアルにより、これまで3両編成の支線列車しか入ってこられなかった駅ホームが延伸化し、6両編成車両に対応できるようになった。また、ホームドアの設置やエレベーター、エスカレーターの設置も進み、より安心で快適な駅へと変化を遂げている。

リニューアル工事が完了してよりきれいになった「方南町」駅
リニューアル工事が完了してよりきれいになった「方南町」駅

さらに、この6両編成車両の乗り入れに伴いダイヤも改正された。これまで「方南町」駅には丸ノ内線の分岐線しか通っておらず、丸ノ内本線との接続には「中野坂上」駅での乗り換えが必要だったが、今回のダイヤ改正により時間帯によって「池袋」駅~「方南町」駅は乗り換えなしで行き来できるようになった。「池袋」駅へ向かう始発列車が「方南町」駅から出るようになったことで、通勤する人は、乗り換え回数が減少、始発列車で座って通勤できるなど利便性が高まった。「方南町」駅は都内の主要都市へのアクセスも良く、「新宿」駅へは約10分、「東京」駅、「大手町」駅へも乗り換えなしでいくことができる。

丸ノ内線では2019(平成31)年冬より新型車両の運行も始まっている。
丸ノ内線では2019(平成31)年冬より新型車両の運行も始まっている。

方南一丁目からは、京王線・京王新線「笹塚」駅も徒歩圏内だ。「笹塚」駅からは「新宿」駅に乗車5分で到着できる。下り線では、「明大前」駅、「調布」駅、「京王八王子」駅まで乗り換えなしでアクセスが可能。また、京王新線は都営新宿線へ乗り入れているため、千葉の「本八幡」駅までダイレクトアクセスもできる。

その他、路線バスでの移動も便利だ。「杉並区立方南小学校」横の「釜寺」バス停からはJR「渋谷」駅行きや「阿佐ヶ谷」駅行きのバスが出ており、目的にあわせて使いこなしたい。国道20号、首都高速4号新宿線、県道318号線(環七通り)も近いため、自動車での各所への移動も便利だ。

買い物施設が身近にそろう

エリア周辺には、毎日の生活を支える生活施設がそろっている。24時間営業のスーパー「肉のハナマサ 方南町店」、午後23時まで営業している「サミットストア 中野南台店」をはじめ、石川の自然栽培野菜などを販売するアンテナショップ「能登みらいはくい放送局」など、暮らしに欠かせないスーパーが点在している。「島忠ホームズ 中野本店」、「ドン・キホーテ 環七方南町店」など大きめの商業施設もそろっているため安心だ。

また、「方南町」駅南側には、「方南銀座商店街」がある。ハロウィンや日曜まつり、わくわく祭り、歌謡祭など、地域をあげてのイベントが盛りだくさん。買い物110円につき1ポイントがもらえる「HONANわく☆わくカード」や各店舗のサービスデーなど、お得に買い物ができる特典も満載なのでぜひ利用したい。

アーケードや商店街には個人商店も多く、落ち着きある雰囲気が漂う。
アーケードや商店街には個人商店も多く、落ち着きある雰囲気が漂う。

さらに、少し足を伸ばせば笹塚エリアも利用可能。ショッピングモール「フレンテ笹塚」には、飲食店をはじめ本屋や雑貨店などのテナントが入っており、幅広い買い物が楽しめる。

子育て支援制度と子育て施設が充実

方南周辺には、「0歳からのエデュケア」として豊かな感性や知力、創造力を引き出す教育を実践する「ポピンズナーサリースクール方南町」、地域とのつながりを大切にした独自の保育事業を行う「方南隣保館保育園」、広くて自然環境に恵まれた園庭でのびのび過ごせる「杉並区立堀ノ内子供園」など、特色のある保育施設が整っている。

通学区である「杉並区立方南小学校」では、「方南with youプロジェクト」として「杉並区立泉南中学校」と連携し、問題解決型の学習やペア・グループ活動など特色ある教育活動により学力の向上を目指している。「杉並区立泉南中学校」では、少人数教育や放課後補充教室など、一人一人にきめ細やかな指導を行っている。

「杉並区立方南小学校」
「杉並区立方南小学校」

幼い子どもから中高生まで、様々な子ども向けイベントを開催する「方南児童館」では、年齢に合わせた幅広いプログラムが用意されており、遊戯室や音楽室が解放されており、ドッジボールや卓球、ピアノやボードゲームなどが楽しめる。

ほかにも、杉並区は子育て支援制度が充実している。「杉並子育て応援券」の制度は、一時保育、子育て相談などの有料のサービスを利用できる券(チケット)を発行し、サービスを利用しやすくすることで、地域の子育てを支援する制度。「杉並子ども食堂ネットワーク」では、「子ども食堂」が無料・または低価格で一般の方々に食事を提供し、地域の人々同士のつながりを強くする活動で、個人や地域の団体による寄付や食材の提供を受けながらボランティアで運営をしている。

「和田堀公園」は桜の名所としても知られる
「和田堀公園」は桜の名所としても知られる

また、子どもが遊べる場所も充実している。近隣には、「方南中央公園」「方南二丁目公園」がある。少し足をのばしたところにある「東京都立和田堀公園」の園内には、古代遺跡や区の郷土博物館もあり、様々な楽しみ方がある。「笹塚」駅方面にある「クライミングスタジオ LAGO」ではキッズ向けのボルダリングスクールが開催されており、小さい子どもでも気軽に楽しむことができる。さらに、「方南町忍者屋敷シュリケン」、住宅街の中のおばけ屋敷「オバケン」といった、この街にしかないユニークなレジャースポットもあり、足を運んでみるのも面白いだろう。

神田川もそばに流れ、閑静な住宅街が広がる。
神田川もそばに流れ、閑静な住宅街が広がる。

「方南町」駅のリニューアルにより利便性が高まり、暮らしやすさが向上している方南町エリア。今後の街が劇的な変化を遂げるかもしれない。

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