東京マラソンの日がやってきた。今日のこの大会、心から応援したい人が出場する。いつも家族ぐるみで一緒にランニングを楽しみ、親しくしている女性の友人だ。出場が決まってからこの日に向けて、練習をみんなで重ねてきた。そして今日は二家族総出で友人に声援をおくりたい。

早朝から起き出し、朝食を食べて出発の準備。夫や子どもたちはバルコニーで準備体操までしちゃったりして、気合十分ね。

Ⓒ東京マラソン 財団

自宅マンション最寄りの「豊洲」駅から、有楽町線で15分と少し。友人ファミリーと、前日より打ち合わせていた通り、まずは飯田橋で合流して応援の場所を確保。この辺りは、コースでいうと6～7キロくらいかな。

マラソンは9時からのスタート。スマートフォンでツイッターをチェックしていた夫が、「お、始まったみたいだぞ！」と声を上げた。沿道で待つわたしたちにも少し緊張が走る。

Ⓒ東京マラソン 財団

15分ほどもすると、先頭のランナーが登場。さすがね！速い速い！そして、続々とランナーがやってくる。

ランナーたちに声援を送りながら待つこと30分。友人の夫が、大会の位置情報サービスで友人の位置をチェックして実況中継してくれる。そろそろ、この辺りに・・・と、大勢のランナーの中に友人の姿を発見！うん、目標通りのタイムね！

ベストタイムを狙う先頭集団、仮装に工夫を凝らしたマラソンランナー。あ、娘の好きなキャラクターの仮装もいるのね。娘の顔を覗のぞき込むと、案の定、嬉しそうに笑みをこぼしている。

Ⓒ東京マラソン 財団

職場が近くにある夫は、少し仕事を見てくるとのことで一旦別行動に。飯田橋のあたりでは、東京マラソンに関連したイベントもいくつか開催されている。そのステージを少し鑑賞。音楽にダンス、今日は東京中がこのイベントに沸き上がっている。

わたしたちは先に、ゴール地点近くの有明エリアへと移動する。有明付近でもマラソンに関連してさまざまなイベントが行われていて、暮らしなれたはずのいつもの街が華やかなマーチに包まれ、普段とはまた違う様相を見せている。そのイベントの中に、息子の友だちが出るものがあるらしい。よし、こちらも応援しようか。沿道会場へかけつける。

東京臨海広域防災公園

イベントをたどるように歩き、ゴール地点の東京ビッグサイト近くまでやってきた。見えてきたのは、いつも家族で親しんでいる「東京臨海広域防災公園」。先日も娘と凧上げイベントに参加したその公園が、今日は東京マラソンに関連したイベントスポットの中でも大きめの会場となっていて、たくさんの人で盛り上がっている。

友人が目指しているタイムは4時間半。ゴールは13時半というところだろうか。まだ少し時間もあるし、スポーツ体験ブースに子どもたちと挑戦してみよう。うちの息子と友人の息子、同世代のこの二人が夢中になったのはスポーツチャンバラ。さすが男の子。といいつつも、走る人を応援しているうちにわたしも体を動かしたくなってうずうずしていたので、みんなで大いに盛り上がっちゃった。

ちなみにこの公園、非常用電源や備蓄食料など、名前の通り災害に対する備えがされているのだそう。いざという時のための知識も学べる。我が家の防災意識も、この公園のおかげで高まった気がする。

Ⓒ東京マラソン 財団

そろそろ到着の時間かな・・・ゴール地点で友人の到着を待つ。一旦別行動になった夫も合流。昼食は親友を迎えてから我が家で食べる予定だけど、みんな少し小腹が減ってきた様子。当日の混雑を予想してあらかじめおやつも購入しておいて大正解ね。はいどうぞ。みんな大好き、「チーズケーキファクトリー ヴィーナスフォート店」のチーズバー。

ちょうど最後の一つを食べ終わった時、「あ、あれじゃない？！」大勢の人が走る中、ピンクのランニングウェアに身を包んだ友人が走ってくるのを、友人ファミリーが発見！感動のゴールに思わず涙するのを見て、わたしも・・・もらい泣きしちゃった！

おつかれさま、みんなで完走した友人を迎え、自宅マンションへ移動。頑張った友人には我が家でシャワーを浴びてもらいつつ、私たちはオーナーズスイートでみんなで祝杯をあげる準備を。

「シーフードレストラン ネプチューン」のデリバリーのオードブルに、夫が差し入れに購入してきてくれた「グリル 梵 銀座店」の牛ヒレ肉を使ったカツサンドも添えて。食事を終えてひと段落したら、少しお酒もまじえながら、今日の主役の武勇伝にみんなで聞き入るひととき。完走を果たした友人はとても輝いて見えるなあ。

ホテル グランパシフィック　LE DAIBA

今日の疲れもあるので、友人ファミリーは早めに帰宅。来年は私も東京マラソンに出ようかなあ。

この有明から東雲やお台場方面へ走るのがわたしのおなじみのコースで、特におととしにオープンした「お台場ランニングコース」はとても走りやすいし、気持ちがいい。ちょっと調べてみたら、「ホテル グランパシフィック　LE DAIBA」「ホテル日航東京」には、ランナーがシャワーなどを利用できる施設があるみたい。せっかくだから活用しなくっちゃね。これから、もっともっとマラソンに打ち込めそう！