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旧日光街道 千住宿

旧日光街道 千住宿
旧日光街道 千住宿

千住の発展は古く戦国期以前にさかのぼり、宿として成立した1597(慶長2)年にはすでに千住大橋が架けられていたという。日光街道の初宿として「千住宿」が置かれたのは、1625(寛永2)年。東海道品川宿、中山道板橋宿、甲州街道内藤新宿と並んで、「千住宿」は江戸四宿のひとつに数えられていた。

旧日光街道 千住宿
旧日光街道 千住宿

 

当初は、現在の千住1丁目から5丁目周辺が宿として機能していたが、1658(万治元)年に掃部宿・川原町・橋戸町(現在の千住仲町・千住河原町・橋戸町)が、1660(万治3)年に現在の荒川区小塚原町・中村町が「千住宿」に加わり、これらを総じて「千住宿」となったという。

旧日光街道 千住宿
旧日光街道 千住宿

「千住宿」は、宿場と同時に江戸へ物資を運ぶ中継地点としての機能も果たしていた。橋戸河岸には、荒川や綾瀬川を利用する船が発着し、様々な物資が流通。米穀や川魚などの問屋も軒を連ねたといい、幕末期には人口が約1万人に達する江戸四宿最大の宿場町に発展したという。

駅の周辺は近年になって大きく変貌したが、旧街道がそのまま商店街になった「宿場町通り北千住サンロード商店街」は、昔の面影をところどころに残しており、趣ある町並みを見ることができる。

旧日光街道 千住宿
所在地:東京都足立区千住4 ほか 
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