AKICHI
東府中駅北口を出て平和通りをまっすぐ3分程歩いた所にある、洒落た雰囲気のオリエンタルバル。グリーンの屋根の下にあるガラス張りの入口には、店のロゴマークである四つ葉のクローバーを意味する「4つのC=うれしい、おいしい、うつくしい、たのしい」の文字が書かれている。その言葉の意味は、ガラス越しにのぞく店内の賑わいを見ればよく分かる。
木を基調にシンプルにまとめられた奥行のある店内は、立食で最大50名まで収容できる広さ。入り口手前にはテーブル席、そして奥にはカウンター席もあるので、1人でも気軽に楽しめる居心地のよい空間が広がっている。
店のオープンは2007(平成19)年、もともと、現在の店の近くにオーナーが営むフットサルショップがあり、「軽く立ち寄って飲食できる所があれば」という発想から生まれたという。客の半数以上がOL、や主婦という女性中心の客層だが、地元の年配者も来店するなど、年齢を問わず幅広い層から親しまれている。
店には40種類以上のメニューが取り揃えられており、どれもワインとの相性が抜群。中でも、バル定番のアヒージョは、エビとブラウンマッシュルーム、そして旬の素材を使った2種類があり、どちらも人気の逸品。旨味がたっぷり詰まった熱々のアヒージョは、是非お気に入りのワインと一緒に味わいたい。その他にも、さまざまな食材を使ったパエリア(予約制)やパスタ、パティシエである店長が作るスイーツなどのメニューも好評だ。
メニューももちろんだが、店のこだわりは何と言っても接客と空間づくり。最良のサービスで客をもてなすために、店では「お客様より先に自ら気づいて動く。そして、ありがとうと言ってもらえるスタッフになること」を心がけているという。その方針が形となって表れていることを裏づけるかのように、店の接客サービスの良さに対する客からの評価は非常に高い。
「ここに来れば、何か面白いことがある」と思ってもらえる特別感を提供したいと語る店長。そのため、店は新メニューを取り入れるなどの新たな試みを積極的に行っている。また、その姿勢は店の運営にも引き継がれており、店は今年の7月には新店「鉄板バルAKICHI」をオープン予定とのこと。
店名の「AKICHI」は、今はなきフットサルショップの店名「ポトレロ」(ポルトガル語で「サッカーをするための空間・空地」の意)にちなんだものだという。今後もますます訪れる人を楽しませてくれるだろう店は、その名の通り、これからも人々が楽しみを求めて集まる空間であり続けるに違いない。
AKICHI
所在地:東京都府中市緑町3-8-11 ヴェール東府中1F
電話番号:042-333-4311
営業時間:17:00~翌1:00(L.O.24:00)
定休日:年末年始 ※臨時休業あり
https://www.facebook.com/akichidining