戸山公園
「戸山公園」は、1954(昭和29)年に開園した都立公園だ。明治通りを挟んで、西側の大久保地区と東側の箱根山地区に分かれている。江戸時代は起伏に富んだ地形を活かした大名庭園だったが、明治時代から太平洋戦争が終わるまでは陸軍に利用された。園内には、陸軍戸山学校跡の記念碑がある。
箱根山地区には、江戸時代に作られた築山「箱根山」をはじめ、「じゃぶじゃぶ池」、「せせらぎ広場」、「アスレチック広場」、「スズカケの広場」、「児童コーナー」などがある。高さ 44.6mの「箱根山」は山手線内で最も標高の高い場所で、登れば街の景色を見渡せる。周囲にはソメイヨシノが多く植えられていて、桜の時季には普段とは違った目線で花見を楽しめる。
大久保地区には「新宿スポーツセンター」を中心に、「芝生広場」、ゴムマットが敷かれた「やくどうの広場」、砂場やスプリング遊具が用意された「幼児コーナー」などがある他、ジョギングコースが整備されている。「のびのび広場」には木立の間を揺れるブランコやターザン気分が味わえるスイングロープがあり、禁止事項を極力減らした「プレイパーク」の活動も実施されている。
気軽に立ち寄れる無料の公園でありながら、広々としてよく整備されているのが魅力だ。毎年、区民まつり「ふれあいフェスタ」や「穴八幡宮」の伝統行事である流鏑馬の会場となっている。早稲田大学の戸山キャンパスが近いため、地域住民にとってはもちろん、学生たちにとっても憩いの場となっているようだ。
戸山公園
所在地:東京都新宿区戸山1・2・3、新宿区大久保3
電話番号:03-3200-1702
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format..