向ヶ丘遊園跡地利用計画
2002(平成14)年に閉園した「向ヶ丘遊園」。跡地では、小田急電鉄によって「人と自然が回復しあう丘」を開発コンセプトにしたレジャーエリアの再開発が進められている。現在の計画では、跡地全体を3つに分け、「自然体験エリア」、「商業施設エリア」、「温浴施設エリア」が整備される予定となっている。1927(昭和2)年の開園以来、75年間もの間、地元の人たちに多摩丘陵の緑豊かな自然を生かした「花と緑の遊園地」として愛されてきた、この場所に相応しい計画だ。
「自然体験エリア」は、これまでの生田緑地を彷彿させる自然に包まれた空間となる。アウトドア施設やグリーンショップもでき、モダンな体験をすることができそう。グランピングやキャンプなどの宿泊施設もできるそうで、家族だけでなく親戚や知人と一緒でも楽しい時間を過ごせそうだ。
「商業施設エリア」は、ゆったりとした空間が特長で、買い物や飲食店での食事をゆっくり楽しめる。自然と調和したモダンな雰囲気で、家族での楽しいショッピングや、記念日の食事などに相応しい「非日常の時間」を演出してくれる。地域のハブ機能も有し、週末は家族連れで賑わいそうだ。
「温浴施設エリア」には、緑に囲まれた空間に、日本の伝統を感じさせてくれる温浴施設が誕生する。都心も一望できる露天風呂や、家族団らんの一時を楽しませてくれる貸切個室風呂、着衣サウナなど、多彩な楽しみ方がある。全国屈指の温浴施設を目指すとあって、その完成が今から楽しみだ。
2021年度中には基盤整備工事に着手し、2023年度の開業を目指している。
向ヶ丘遊園跡地利用計画
所在地:神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1 ほか