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積極的な環境教育を実施

宮崎台幼稚園

1974(昭和49)年4月に開園した「宮崎台幼稚園」は、“ひろい心・ゆたかな創造性・すこやかな体”を育むことに力を入れている。その実践のひとつとして挙げられるのが食育だ。同園では完全給食を実施。栄養が偏らないというだけでなく、全員が同じものを食べることで、苦手なものも試してみようという気持ちにさせる効果もある。子どもたちが好きなハンバーグやスパゲティもあるが、幼少期の食事が一生涯の味覚を形成するとの考えから、“お婆ちゃんの料理”をコンセプトにしている。献立は和食中心で、精白米ではなく胚芽米を使っていることも特徴だ。

地下1階、地上3階建ての園舎
地下1階、地上3階建ての園舎
庭で遊ぶ園児
庭で遊ぶ園児
上ったりすべり下りたり、子どもたちがわくわくするような遊具
上ったりすべり下りたり、子どもたちがわくわくするような遊具

同園における食育は、“食べる”だけでなく“つくる”ことも含まれる。園舎に併設されたクッキングルームでは、子どもたちも調理を担当。そこで用いられる食材には、園舎の屋上で育てた野菜も含まれる。野菜嫌いの子どもも、自分たちが育てたから食べてみようという気持ちになるようだ。

屋上菜園。育てた野菜は子どもたちが調理で使う
屋上菜園。育てた野菜は子どもたちが調理で使う
読んで学べる絵本も揃っている
読んで学べる絵本も揃っている
制服を着た園児
制服を着た園児

また同園では、和食の基本ともいえる出汁についても子どもたちに教えている。パック詰めの鰹節ではなく、節の状態の鰹節。つまり、本来の鰹節を削るところから始まり、鰹節になる前の状態や、鰹のどの部位が鰹節になるのかを、各部取り外しができるぬいぐるみを使って分かりやすく教えている。

色とりどりの花壇
色とりどりの花壇
踊り場に飾られた絵
踊り場に飾られた絵
教室
教室

同園の教育は、何も食育だけではない。“言葉の離乳食”とも言える「わらべうた」にも力を入れているのだ。英語を教えるよりもまず先に子どもには母国語を学んでもらいたい、そして子育ての知恵が凝縮された「わらべうた」にふれることも大きな学びにつながるとの考えによる。

ピアノを弾く先生
ピアノを弾く先生
風力発電設備
風力発電設備
地球にもやさしい幼稚園
地球にもやさしい幼稚園

保護者からは子どもに落ち着きが出てきたと喜んでもらえているとのこと。「わらべうた」の指導は、年少は3学期、年中・年長は1学期から始まる。文化遺産とも言える「わらべうた」に親しんでいる同園の子どもたちは、心なしか素直さとともに、規律を兼ね備えているように感じられる。

2003(平成15)年6月に新校舎になった同園。環境にも目を向けてもらいたいとの考えから、新園舎には太陽光発電・風力発電設備を設置。ここにも、教育の本質を捉えんとする「宮崎台幼稚園」の特徴がよく表れている。

宮崎台幼稚園
所在地:神奈川県川崎市宮前区宮崎2-3-3 
電話番号:044-855-1818
保育時間:1日 9:30~13:40 半日 9:30~10:50
預かり保育:あり(7:30~8:30、降園後~18:30)
休園日:土・日曜日、祝日
https://www.miyazakidai.ed.jp/

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