川崎市大山街道ふるさと館
1992(平成4)年にオープンした「川崎市大山街道ふるさと館」は、江戸時代に溝の口地区が矢倉沢往還、通称「大山街道」の宿場町としてにぎわっていたことを貴重な資料などで実証している、興味深いミュージアム。屋内には展示室やイベントホール、各種会議室や和室があり、それぞれが充実した展示・活動の場となっている。
観覧者が訪れるメインとなるのは展示室。溝の口にゆかりのある芸術家にちなんだ、あるいは江戸期の民俗を色濃く残している資料が紹介されている。多目的な集会場として利用されるのはイベントホール。定員は64名であり、ちょっとした講演会などにも適している。小規模の集まりであれば、第1会議室(定員12名)・第2会議室(定員30名)・和室(定員10名)を使用することも可能だ。
溝の口を通っての大山詣は往時のポピュラーなレジャーであった。行き交う人々の携行品などの展示を通じて、当時の人々の姿に思いを馳せてみるのも楽しいものだ。
川崎市大山街道ふるさと館
所在地:神奈川県川崎市高津区溝口3-13-3
電話番号:044-813-4705
開館時間:9:30~21:30(常設展示は10:00~17:00)
休館日:年末年始(12/28~1/4)
https://furusatokan.web5.jp/