「桜木町」駅から徒歩約15分。周辺には「神奈川県立青少年センター」や「伊勢山ヒルズ」が建ち並び、すぐ隣に「横浜能楽堂」が佇む閑静なエリアにある「掃部山公園」。

園内に入ってまず目につくのは、園の高台中央に立つ井伊直弼の銅像。「かもんやま」という珍しい名前は、横浜開港に関わりのある井伊直弼の官位「掃部山」からとられたもの。1884（明治17）年、井伊直弼の記念碑を建てるに際し、この土地は旧彦根藩士に買い取られ井伊家の所有になった。その後、1914（大正3）年には井伊家より横浜市へ寄附され、「掃部山公園」として公開されるようになった。

銅像のある広場から園内の坂道をくだると、静かな日本庭園が姿をあらわす。季節の木々や草花が池のまわりを囲い、小さな東屋をかまえたこの日本庭園は、井伊家所有時代に造られたものと考えられている。庭園を見ながらひと息つく姿が多くみられる。さらに進むと、ブランコや鉄棒、アスレチックなどが並ぶ遊具広場があり、子どもたち遊ぶ和やかな姿が。広場のすぐ近くにはトイレも完備されているので安心して遊ぶことができる。

その他にも園内には、ベンチやテーブルなどが配備されており、ランチをする人や会話を楽しむ人、散歩をしている人など、それぞれ思い思いの時間を過ごしている様子が何とも穏やかで心地よい。 また、園内には約200本の桜の木が植えられており、春になると広場は桜が美しく咲き誇る桜の名所としても有名。近くに住んだらぜひ日々の散策ルートにいれておきたい癒しスポットだ。

掃部山（かもんやま）公園
所在地：神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘57 
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