フランス料理サカモトは、1987（昭和62）年にオープンしたこの辺りでは老舗の正統派フレンチレストランだ。オーナーシェフは、若い頃フランスで10年修行を積んだ方で、その後、日本に帰ってきてからは今は閉店してしまった江ノ島の名店「エスカルゴ」で5年間勤務、その後、現在の場所で店を構えたのだ。

マダムとシェフの二人で切り盛りするアットホームなお店であるが、店構えやシェフの料理からは、正統派のフレンチを学んできたオーナーのこだわりが随所に感じられる。

この日訪れた時間は土曜日のランチタイム。中に入ると小さな子どもを連れた家族が、落ち着いたムードのなか、ゆったりと食事を楽しんでおり、若いお母さんも満足そうな様子だった。ちなみに土・日・祝日のランチとディナーはともにコース料理のみだ。 

ランチは、2,625円のAコースからある。この日のAコースは、トマトスープに、平目ブリック包み焼き、盛り合せのデザート、コーヒーであった。別のBコース（3,675円）では、本日のオードブル、牛ヒレ肉のステーキがメインに、盛り合せのデザート、コーヒーがついてきた。平日のランチもリーズナブルで、メインにサラダ、ガーリックトースト、ミニデザートがつく「パワーランチ」が840円だ。他に魚料理にコーヒーがつく人気メニュー「ミディランチ」はスープに魚か肉のメインがついて、パン、盛り合せのデザートに、コーヒーがついて1,155円だ。