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明治6年開校の地域に根ざした伝統校

川崎市立生田小学校

「川崎市立生田小学校」松崎校長先生
「川崎市立生田小学校」松崎校長先生

小田急小田原線「生田」駅北側の高台にある「川崎市立生田小学校」は1873(明治6)年創立の伝統校で、2018(平成30)年に開校145年を迎える。晴れた日には富士山も望めるという小高い丘の上にあり、周辺にはどっしりとした樹木が立ち並ぶ豊かな緑に恵まれた環境の中で、460人ほどの子どもたちが学んでいる。同校の周辺には歴代のPTAや卒業生が多く、さらに親子三代にわたり通学する家庭もあるという、“地域に根ざした学校”だ。学校を中心に地域がひとつにまとまり、子どもたちは「今日も給食は美味しかった?」「おかえりなさい!」などと声を掛けられ、地域のつながりの中で広く見守られている。

校舎外観
校舎外観

本校の教育活動では、“音楽”をとても大事にしているのが大きな特長だ。子どもたちは、4月から音楽の学習時間を中心に、朝会や集会などでも歌い、毎年11月に行われる「全校音楽会」で日頃の成果を披露する。保護者や地域の方が感激のあまり涙したほど、子どもたちは気持ちを込めて真剣に歌うことで知られている。

同校の“音楽”情報を集めた校内掲示物
同校の“音楽”情報を集めた校内掲示物

学校行事にも、子どもたちの“音楽”が欠かせない。「運動会」では、オルガンや太鼓といったさまざまな楽器が登場し、生演奏で優勝旗授与や校歌斉唱をグッと盛り上げる。「1年生を迎える会」では、生演奏と合唱で新1年生をあたたかく迎え入れる。さらに校外の音楽イベントにも積極的で、生田地区で毎年9月に開催される「生田ふれあいミュージックフェスタ」は、4年生以上の希望者を募って参加。2017(平成29)年は70人超もの応募があったという。

清掃が行き届いた、明るく開放的な廊下
清掃が行き届いた、明るく開放的な廊下

そのほか、異学年の交流を図る「縦割り活動」にも力を入れている。学校目標の「思いやりのある子」を育てるための“心プロジェクト”という位置づけで、1~6年生まで縦割りグループで清掃を行う。高学年が中心になりグループをまとめ、掃除の仕方を優しく教えたり手助けをして掃除をすすめていく。高学年にとってはリーダーシップを発揮する機会でもあり、そういった頼もしい高学年の姿に他学年は大きな刺激を受けているはずだ。

緑豊かな校庭は、地域のシンボル
緑豊かな校庭は、地域のシンボル

また「生田小学校」は、保護者・地域との連携もスムーズ。学校の教育活動に関心が高い保護者が多く、授業参観では廊下に溢れるほどの保護者が来校し、行事後のアンケート回収率も高い。PTA活動も活発で、在校生の役員に加えて、歴代の役員も組織的に協力している。地域住民も自治会単位で関わっており、登下校時は、町会とPTAが協力してパトロールを行う。「生田小学校」の子どもたちは、地域の大きな愛情に包まれて健やかに成長している。

※この記事は2018(平成30)年2月に書かれたものです。

川崎市立生田小学校
所在地:神奈川県川崎市多摩区生田7-22-1 
電話番号:044-911-2115
http://www.keins.city.kawasaki.jp/school..

川崎市多摩区のitot



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