2015（平成27）年4月1日に新規オープンした東急田園都市線沿線の注目の洋菓子店「La Patisserie Seri （ラ・パティスリー セリ）」。日本を代表するホテルのひとつ「ホテルニューオータニ」で22年間にわたって洋菓子を製造、あらたな可能性を探求し続けて来た店主の芹田さんが、生まれ育った地元の梶ケ谷に自身のお店をオープンした。

個性やオリジナリティーを追求する昨今の個人洋菓子店とは対照的に、ショートケーキやモンブラン、シュークリームなど、誰もが知っていて馴染みのある、どこにでもあるケーキでその魅力を表現するまさに“直球勝負”で挑む正統派パティスリーだ。

最寄りとなる「梶が谷」駅より徒歩2分。マスコット的なキャラクターとして親しまれているくまの「だいごろう」と「はなちゃん」に迎えられ店内に足を踏み入れると、ショーケースには「苺のショートケーキ」（税込500円）を中心にスタッフの総意が得られなければ店頭に並ばないという約20種の厳選された生菓子が並べられていた。

「フルーツロール」や「ベイクドチーズケーキ」、「なめらかプリン」など、一般的な商品名とは裏腹に、ひと口食べて違いの分かる逸品で、地元はもとより田園都市線沿線から訪れるファンも多いようだ。

記念日や誕生日など溝の口や二子玉川、たまプラーザなどへ足を運ばなければならなかった地元のファミリー層にとっては特に嬉しい待望のお店だったようで、1個360円（税込）の「魂のシュークリーム」や3種の味が楽しめる「パウンドケーキ」など贈答品や親しい方へのちょっとした手土産にも喜ばれている。

もっとも人気の高い「苺のショートケーキ」は、旬を迎えた大粒のいちごの存在感はもとより、リッチな味わいのスポンジと生クリームの口溶けもなめらかで“しあわせ”なひとときを感じられる。

同店では通常のホールケーキの他にも、プレートにイラストを描いたオリジナルケーキの注文にも応じてくれるようで、相談を兼ねて5日前までにお店に伺ってみよう。店主と同じくホテルで研鑽を積んだ3名のスタッフがワンランク上のサービスと技術で期待に応えてくれるだろう。

La Patisserie Seri（ラ・パティスリー セリ）
所在地：神奈川県川崎市高津区末長1-50-45 
電話番号：044-767-6820
営業時間：10:00～20:00
定休日：月曜日
https://www.la-patisserie-seri.com/