コトニアガーデン新川崎
JR「新川崎」駅から西へ徒歩10分ほどにある「コトニアガーデン新川崎」。『“ずっと住みたいまち”をつくろう!』をスローガンに、新しいまちをつくるのではなく、これまで育まれた地域のコミュニティ・空気感に溶け込み彩りを加えるまち作りをコンセプトとしている。施設内には、生活に欠かせないマルシェなどの店舗をはじめ、賃貸住宅、高齢者サービス、保育園といった施設が整っている。2018(平成30)年の春に開業して以来、賃貸住宅に暮らす住民はもちろん、周辺地域の人々にも広く利用され親しまれている。
「コトニアガーデン新川崎」は店舗棟、賃貸住宅、高齢者サービス施設、保育園の4つの棟が広場を通してつながる作りとなっている。かつてこの場所にはJRの社宅があったが、跡地を開発する際、「コトニア」にたくさん人が集い、日常を楽しんでもらいたいという思いから、広場のスペースが広く設計されている。この広場があることで買い物やクリニックなどの用事を済ますだけでなく、地域に暮らす人々の交流が生まれるのだという。
「COTONIOR(コトニア)」は、子ども(codomo)と(to)シニア(senior)を組み合わせた造語で、子どもからシニアまで多世代が集う温かな場にしたいという思いが込められており、「にじいろ保育園北加瀬」や学習塾、体操教室といった子育て世代が利用できる施設や店舗から、介護付き有料老人ホーム「夕佳」やケアプランセンター「きびたき」といった高齢者施設も整備されている。また、入居している店舗や施設は「地域の皆様に喜んでいただけるテナント」という観点で選ばれており、「タリーズ」、「地産マルシェ」をはじめとして、学童施設、ベーカリー、ジム、クリニック、薬局、学習塾や体操教室などの習い事関連など、ここで生活を完結できるくらいバラエティに富んでいる。
高齢者施設の1階部分が「地域交流室」になっているのも特徴だ。誰でも自由に利用できるようになっており、子育て中のママたちのにぎわいの場になっている。入口にある「タリーズ」では、店内で地元のNPOの方と連携したワークショップが定期的に開催されるほか、お直しショップではトートバック作りなど、親子で参加できるイベントが開催される。また、春と秋の年2回、「まちフェスタ」というイベントを開催しており、芝生回りでマルシェが開かれたり、レンガ広場のステージでは歌やダンスの発表も実施される。ほかにも、七夕の飾りつけや、地元の盆踊り大会では神輿のパレードの場にもなる、広いスペースの広場があることも魅力のひとつ。
コトニアガーデン新川崎
所在地:神奈川県川崎市幸区北加瀬2-11-1~5
http://www.jrtk.jp/cotoniorgarden/shinka..