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磯子まつり実行委員 事務局 竹澤 伸乃丞さんインタビュー

人と人とを繋ぐ、住民参加型イベント「磯子まつり」

2016(平成28)年9月25日に開かれる「磯子まつり」は、今回で第40回目を迎えます。地域を主体とする地域のイベントは、参加者・見学者を含めると区民の1/3が関わる規模になりました。「磯子まつり」の特徴、参加団体を含め、40回目を迎える前のタイミングでお話を伺ってきました。

地域全体が盛り上がる「磯子まつり」

――「磯子まつり」の開催日時やスケジュールについてですが、どのように告知されているのですか? 

竹澤さん:基本的にはWebサイトに記載しています。ただ、幅広い年代の方が楽しみにされているイベントなので、なかにはパソコンやインターネットに明るくない方もいらっしゃいます。ポスターを貼ったり回覧板を回したりして、少しでも多くの方に知ってもらえるように努めています。 

また、地域からの理解を深めるために、チラシを配ることもしています。関係者の顔が分かったことで興味を持ってくださる方もいて、「磯子まつり」を通じて人と人との繋がりが生まれ、より温かい気持ちで日常を送れるようなってもらえたら我々としても嬉しいですね。

 

――来場者数の推移はいかがでしょうか?

竹澤さん:「磯子まつり」は、2016(平成28)年の開催で第40回目を迎えます。回を重ねるごとに知名度は高まっていますが、催し物によって来場者数の増減があるのも事実です。パレードのなかった2012(平成24)年は18,000人でしたが、2013(平成25)年よりパレードを実施するようになってからは45,000人、50,000人、53,000人と順調に増えています。磯子区民が約170,000人ということを踏まえると、3人に1人は参加していただいている計算になりますね。

 

日頃の活動を発表する場

――地域の方にとって「磯子まつり」は、活動を発表する場としての側面もあるようですね。

竹澤さん:そうですね。これはほんの一部に過ぎませんが、昨年のケースで言えば、磯子警察署、消防署、消防団、小学校のブラスバンドクラブやチアリーダークラブ、高校のバトン部がパレードに参加。ステージでは、フラメンコ、日本舞踊、和太鼓、ヒップホップなどの各団体が日頃の成果を披露してくれました。参加を希望される団体は、毎年5月中旬から6月中旬にかけてWebサイト上で申請できるので、ぜひ応募していただければと思います。

 

若い世代と共に発展を

――Webサイトに“磯子は磯子で盛り上げよう”という文言がありますが、「磯子まつり」をこれからどのようにしていきたいと考えていますか?

竹澤さん:個人的な意見ですが、回を重ねていくためには“維持”しながら、若い世代に興味を持ってもらえるようにすることが大切だと考えます。若者の意見が運営に反映されることで、これまで以上に「磯子まつり」は盛り上がるように思います。世代間の架け橋となり、街の活性化をサポートするポジションに「磯子まつり」があれば、私にとって何よりも嬉しいことですね。

「磯子まつり」を機に、お客さんが増えたと喜んでくれた経営者や、消防団の放水訓練をパレードで見て、動に興味を持ったという方もいました。小さな子どもにしてみれば、そこにはたくさんの“忘れられない”光景があります。自分たちの見てきた光景をいつか、自分たちも創り出そうと思ってくれるようになれば、「磯子まつり」はさらに発展してくのではないでしょうか。

 

――近年、大規模マンションの建設が進められている磯子エリア。住民同士の連携を含め、この街の特徴・魅力について聞かせてください。

竹澤さん:危機管理室に籍を置いていた関係で、防災面から地域を見る機会がありました。その観点で磯子区は、周りと連携しながら“自分たちの街を守ろう”という気概に富んだ街という印象を抱いています。自分たちの街を守る、それには、街に対する愛着があるからに他なりません。愛着を育み、落ち着いた雰囲気をまとった街は、何気ない日常を楽しむという意味では適しているように思います。

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