POURQUOI?(プルクワ) ツイート 「辻堂」駅から徒歩15分。自家製の酵母にこだわるベーカリー「POURQUOI?(プルクワ)」がある。1975(昭和50)年に虎の門で先代の父親が始め、現店主である神田淳さんが跡を継いだ。趣味がサーフィンだという神田淳さんは、湘南の雰囲気が好きで、2006(平成18)年に現在の場所に移転した。「プルクワ」とはフランス語で「なぜ?」という意味。いつも疑問を思って進歩、前進するようにという思いを込めて、先代が名付けたそうだ。 パンは常時約70種類、日替わりや曜日限定商品も含むと、約100種類が店頭に並び、すべてのパンに自家製酵母を使用しているという。自家製酵母は一般的なイーストよりも美味しいが、発酵に時間がかかり、管理にも手間がかかる。それでも味に対して妥協したくないという強い思いから、自家製酵母を使い続けている。 また、その他の素材にもこだわっている。塩は、海水を太陽と風だけで結晶化させる、ミネラルの多いマイルドなフランスの「ゲランドの塩」、全粒粉とライ麦粉は、厳選した製粉会社で石臼挽きされた上質の粉を使用している。 数々の商品の中でも、特に人気が高いという「チャバッタホットサンド」は、オリーブオイルを練り込んで作るイタリアのパン「チャバッタ」を、サンドイッチに仕立て、石釜であぶり仕上げる逸品。香ばしく、外側はパリッと、中はモチモチしたチャバッタがたまらない。土日は1日100個以上売れるほどの商品だ。 また、「ナポリピッツァ」も人気が高いという。他のお店では、生地にイーストやビール酵母で作るところを、「プルクワ」ではより美味しい自家製酵母を使うため、生地はモチモチで冷めても固くなりにくいという。「味も値段もナポリピッツァ専門店に負けない」と、神田さんも胸を張る。 店内にはカウンターやテラス席などイートインコーナーもあり、パンとスープのセットなど、「プルクワプレート」というイートイン限定メニューもある。オススメなのが、「蒸野菜のカルッツォーネ」。生野菜をパンで包み、石釜で焼く。するとパン生地がスチームウォーマーと同じ役割を果たすという。アツアツのスキレットで提供されたカルッツォーネに、ナイフを入れると、中にはホクホクの蒸野菜。バーニャカウダーソースが塗られていて、味の濃い蒸野菜とよくマッチする。 食べるのが大好きだという神田さんは、いろいろな資料を参考にしながら、自分の味覚を頼りに作るという。「何回か作っていればすぐできるようになります」というから、その腕前は確かだ。 最後に、神田さんに藤沢の魅力を伺った。「とにかく海が近いということに尽きます。よく夫婦で犬を連れて散歩している人を見かけるんですが、いいなあと思いますね。私は残念ながら今は店が忙しくてできていないですけれど。あと暖かいですね。東京より冬は温かく、夏は涼しいんです。雨が少ないのもうれしでうね」。 買っておいて朝食に食べるも良し、ランチにイートインで食べるも良し。また、パンを買って海岸で食べるもの気持ちが良さそうだ。「POURQUOI?(プルクワ)」は、いろんな楽しみ方ができる、地域になくてはならないベーカリーと言えるだろう。 POURQUOI?(プルクワ) 所在地:神奈川県藤沢市辻堂元町4-17-11 電話番号:0466-33-3676 営業時間:8:00~18:00 定休日:月曜日、不定休 メニュー例: ブレッド、クロワッサン、デニッシュ、ペストリー、スモールブレッド、ドーナツ、ベーグル、スコーン、サブレ、ピザ、サンドイッチ、土日限定のメニュー、など http://baking.co.jp/POURQUOI!?(プルクワ) 本記事は、(株)ココロマチ が情報収集し、作成したものです。 記事の内容・情報に関しては、正確を期するように努めて参りますが、内容に誤りなどあった場合には、こちらよりご連絡をお願いいたします。 (メールアドレスとお問い合わせ内容は必須です) 当社では、個人情報保護方針に基づき、個人情報の取扱いについて定めております。 ご入力いただきました個人情報は、これらの範囲内で利用させていただきます。 尚、各店・各施設のサービス詳細につきましてはわかりかねます。恐れ入りますが、各店・各施設にて直接ご確認ください。 記事に関するお問い合わせはこちらまで