パティスリーエチエンヌ
小田急小田原線「新百合ヶ丘」駅北口から徒歩8分ほどの場所に軒を構える「パティスリーエチエンヌ」。洋菓子世界大会の最高峰といわれるクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーで2007(平成19)年に総合優勝した実績を持つオーナーパティシエと、2008(平成20)年に世界大会「ル・モンディアル・デザール・シュクレ」で準優勝したスイートアートデザイナーのマダムが営む洋菓子店である。
“素材の声を聞き、ひとつひとつ大切に心を込めて、誰もが楽しめる、誰もが笑顔になれる。まるで、いつもそこに天使がいるような、遊び心が溢れる場所を作りたい”という思いを形にしたのが同店。中でも、ケーキの味を左右する素材へのこだわりは強い。四季の恵がもたらす上質な果実たちはオーナーが産地へ赴き直接仕入れるのだという。取引をする農家は30を超えるというから驚きだ。
エレガンスな雰囲気の店内に足を踏み入れると、ショーケースが出迎えてくれる。ショーケースにはひとつひとつていねいに作られたケーキが並ぶ。どれも美しいという形容詞がよく似合う。定番メニューの他にも旬の素材を使った期間限定のケーキも登場するため、訪問のたびに新しい味との出会いに感動できる。
バラエティ豊かなケーキの中でも、「リベルテソヴァージュ」はぜひいただきたい一品。ショコラアングレーズをベースにしたムースショコラとクルミのヌガー、バナナのソテーなどで構成されており、口に含む度に幸せを感じられる。その他にもベイクドチーズケーキとレアチーズケーキが2層になって、一度に二度美味しい「フロマージュサブレ」や見た目もかわいらしい「白ピアノ」など、様々なバリエーションのケーキを購入することができる。
店頭にはテラス席が設けられており、購入したスイーツをその場でいただくことも可能。夏季にはかき氷メニューが登場し週末には行列ができるほどの人気を誇る。
肉球をかたどったマシュマロやレモン風味のドーナッツも手土産などに喜ばれると人気。また、マダムが作り出すチョコレートアートのケーキは、本当に全部食べられるとは思えないほどの精密さで、生き物の毛並みまで表現されている繊細さ。サプライズプレゼントにも喜ばれるに違いない。世界レベルの洋菓子が身近で楽しめるのは、新百合ケ丘の街ならではの特権と言えるだろう。
パティスリーエチエンヌ
所在地:神奈川県川崎市麻生区万福寺6-7-13 マスターアリーナ新百合ヶ丘1F
電話番号:044-455-4642
営業時間:10:00~18:00
定休日:月・火曜日不定休
https://www.etienne.jp/