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暮らしやすさが進化する、掛川中心市街地の様子をレポート!

東海道新幹線など3路線を利用できるアクセス環境や、城下町・宿場町の利便やにぎわいを継承した街並みなど、さまざまな魅力を持つ掛川の中心市街地。近年では、駅周辺の再開発やマンション建設、より暮らしやすい街の姿を目指した市街地活性化の取り組みなどが行われ、今後の街の変化も注目されています。今回は実際に街を歩きながら、その様子をご紹介します!

新たな再開発事業を控えた「掛川」駅北口前の街並み
新たな再開発事業を控えた「掛川」駅北口前の街並み

「掛川」駅と「掛川城」間に広がる中心市街地

掛川市の表玄関となる「掛川」駅は、東海道新幹線、東海道本線の停車するJR線のほか、“てんはません”の愛称で知られるローカル列車・天竜浜名湖線の駅も隣接しており、静岡県西部の中でも交通網が充実しています。

この「掛川」駅の北側、駅と街のシンボルである「掛川城」周辺一帯に形成された市街地は、古くから掛川城の城下町として栄え、江戸時代には東海道の宿場町として発展してきた歴史ある場所で、城下町の風情を保ちながら、買い物施設、歴史・文化施設、医療施設、飲食店などが集まっています。

東海道新幹線
など3路線が利用可

「掛川」駅に停車するこだま号
「掛川」駅に停車するこだま号

駅前の整備された街並み

中心市街地の街並み
中心市街地の街並み

近年の周辺再開発事業・まちなかの利便性向上

「掛川」駅北口から掛川駅前交差点を北へ向かってすぐに、複合ビルの「we+(ウィタス)138kakegawa」があります。こちらは「掛川駅前東街区第一種市街地再開発事業」として2013(平成25)年~2017(平成29)年にかけて建設され、延べ約14,901平方メートルの敷地面積に、商業施設、駐車場、12階建てのマンション、にぎわい広場を組み合わて開発されました。生鮮食品などを扱い普段の買い物に便利なスーパーマーケット「アミカ掛川店」をはじめ、地元野菜を使用したランチブッフェなどが楽しめるカフェ「Funny farm(ファニーファーム)」や、衣料品店など出店しています。

再開発で複合施設が誕生!「we+(ウィタス)138kakegawa」

2025(令和7)年3月完成に
向けて建設中!

「クレアホームズ掛川」建設地
「クレアホームズ掛川」建設地

そして現在進められているのが、「掛川駅前西街区開発事業」です。JR「掛川」駅北口のちょうど向かい側にあたる場所に、島田掛川信用金庫が複合施設「(仮称)SKしんきん駅前プラザ」が建設中となっています。4階建てで204台を収容できる駐車場棟と、延べ床面積が約4,000平方メートル5階建てで同信金関連施設の他に、多目的ホールや子育て支援施設、外部のテナントが入居する予定のプラザ棟から構成されています。駐車場棟の工事は既に完了しており、プラザ棟の建設が進行中。2024(令和6)年4月の開業を目指しています。

北口目の前で
建設中!

「掛川」駅北口前の街並み
「掛川」駅北口前の街並み

2024(令和6)年の
開業が楽しみです

建設中の「(仮称)SKしんきん駅前プラザ」
建設中の「(仮称)SKしんきん駅前プラザ」

未来をつくる地域活性やにぎわいを生み出す取り組みも

施設整備などのハード事業だけではなく、街の活性のためのさまざまな取り組みも行われています。

掛川の中心市街地には駅前の商店街に加えて、通りに沿って9つの商店街が形成されていますが、近年各地で増えている空き店舗の抑制に対する取り組みなども行われています。その代表的な存在が「チャレンジBASEなかまち」です。こちらは中町商店街の空き店舗を掛川市が一時的に借り上げてリノベーションしたスペース。将来的に市内へ出店を希望する人に期間限定で貸し出し(月額10,000円)、ビジネスの基礎づくりをサポートするという取り組みです。無料で利用できるフリースペースもあり、こちらは学生が自習したり、観光客などが商店街の商品を食べたりと、誰も気軽に立ち寄れる“基地(BASE)”を目指しています。

9の商店街がある

商店街の様子
商店街の様子

空き店舗を活用し
街ににぎわいを創出!

「チャレンジBASEなかまち」
「チャレンジBASEなかまち」

毎月第3土曜日の午前9時から正午に開催される「掛川けっトラ市」は、「掛川」駅前通りを歩行者天国にして行われる軽トラックの朝市。街中の恒例イベントとして定着しています。採れたての新鮮野菜や手づくりの加工品など、生産者の顔を見ながら直接買えるのが魅力。じゃんけん大会やお楽しみ抽選会など気軽に参加できるイベントもあります。

そのほか2021(令和3)年1月から2023(令和5)年3月まで、沿道や広場にキッチンカーやテントなど様々な店舗が出店し、街中を歩いて楽しめるウォーカブルな空間を作る社会実験「かけがわストリートテラス」も実施されていました。

このように中心市街地では、魅力的な街づくりを目指して活性化やにぎわいを創出をする様々な取り組みが行われていて、今後に期待ができます。

駅前通りが歩行者天国に
なる朝市♪

毎月第3土曜日開催の「けっとら市」
毎月第3土曜日開催の「けっとら市」

連雀交差点歩道の
屋根付きベンチ

「かけがわストリートテラス」
「かけがわストリートテラス」

中心市街地の外にも広がる開発

掛川市内では中心市街地以外の周辺エリアでも開発が進んでいます。天竜浜名湖線で「掛川」駅から2駅の「西掛川」駅近くでは、2020(令和2)年には「アピタ掛川店」をリニューアルする形で「MEGAドン・キホーテUNY掛川店」がオープン。

さらに、その南のエリアには2023(令和5)年5月に大型複合商業施設「ミソラタウン掛川」がオープンしました。こちらは2.3万平方メートル以上の広々とした敷地内にスーパー「遠鉄ストア」、遠州地域最大規模の「無印良品」、「マツモトキヨシ」、「西松屋」、「タリーズコーヒー」など、暮らしに便利な11店舗が集まっています。どちらも中心市街地からは2~3キロメートルの場所にあり、車なら10分以内に行くことができます。

豊富な品ぞろえで安い!

「MEGAドンキ・ホーテUNY掛川店」
「MEGAドンキ・ホーテUNY掛川店」

11店が集う複合商業施設

「ミソラタウン掛川」
「ミソラタウン掛川」

再開発事業やさまざまな取り組みによって生活の利便性が向上し、進化する掛川エリアの今後にも注目です!

発見ポイント!

「掛川」駅北口
「掛川」駅北口
  • (1)再開発事業が行われ利便性が向上。現在進行中の駅前再開発施設も楽しみ♪
  • (2)ハード事業に加えて地域活性を目指したソフト事業も行われている
  • (3)市街地外にも新しい商業施設が誕生し、掛川がさらに便利に!

暮らしやすさが進化する、掛川中心市街地の様子をレポート!
所在地:静岡県掛川市 




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