幅下幼稚園
名古屋城正門より西へ約400mという場所にある「幅下幼稚園」。1955(昭和30)年に誕生し、60余年の長い歴史を持つ幼稚園だ。「ただしく・つよく・あかるく」が教育方針。小規模園の良さを生かし、全てのクラス、ベテランと若い先生でティームティーチングをしており、全職員で一人ひとりの園児の成長を見守る姿勢を大事にしている。
「幅下幼稚園」のもう一つの特徴は、“自然の中での遊び”を大切にしていることだ。例えば、園庭の周囲にはソメイヨシノ、サクランボのなる桜、八重桜、ビワの木などの樹木が植えられており、季節ごとに咲く花や果実に囲まれながら園での生活を送ることができる。伊藤園長自ら「子どもたちに四季を感じてもらいたいから」と毎日庭の花や木を手入れしているという木々の美しさは見事。花びらと砂と混ぜて花ケーキを作ったり、果実を収穫して食べたり、園児たちも木々を身近に感じた遊びを存分に楽しんでいる。
「砂遊び」も園では大切にしている。衛生面や家が汚れるからという理由でつい家庭では敬遠しがちだが、「穴を掘ったり、泥団子を作ったり、指先をたくさん使い、五感を刺激する砂遊びは、子どもたちの心をとても解放してくれる遊びなんですよ」と伊藤園長は言う。
園から歩いてすぐのところには「名城公園」もあり、子ども達はよく遊びに出かける。その他、週1回ネイティブの先生による「英語」のクラス、専門の先生による「体操」、希望者には近くの「城西スイミングスクール」へ出向き水泳教室を実施するなど、通常保育時間内で多彩なプログラムを行っているのも嬉しいポイントだ。
「幅下幼稚園」は地域の子育て支援にも貢献。毎週2回(水曜日)には、0歳、1歳の子どもがいる親子を対象としたで「スキンシップ体操」、毎週1回(金曜日もしくは土曜日)には遊戯室などを開放する「子育て広場」が開催されている。また、就園前の2歳を対象とした「フレンドリールーム」も月曜日と火曜日に実施。幼稚園に通う1年前から親子で参加し、徐々に幼稚園生活に慣れる準備を行う場としても活用されている。
都心にありながらも、アットホームな雰囲気を持つ「幅下幼稚園」。子ども達がやりたいことを笑顔で見守り、そっとサポートする多くのスタッフたちの眼差しはとても優しい。樹木や園庭、遊具の手入れをする男性スタッフ、一人ひとりの子どもの話をじっくり聞くサポートのベテランスタッフなど、充実したスタッフ体制も魅力の幼稚園だ。
幅下幼稚園
所在地:愛知県名古屋市西区城西2-4-16
電話番号:052-531-1248
保育時間:9:00~14:30(半日保育は9:00~11:30)
休園日:日曜日、祝日
http://habashita.jp/