緑の多い園内も魅力!ノリタケの技と伝統を学ぶ施設

ノリタケの森

名古屋市西区で設立されたた日本の陶磁器・食器の販売会社ノリタケ(現正式名称;株式会社ノリタケテーブルウェア)。「ノリタケの森」は創立100周年を記念して、本社工場があった跡地につくられた、製造工程の見学施設やミュージアムなどでノリタケについて学ぶことができる施設だ。敷地内には往年のレンガ造りの建物などが残っており、名古屋の陶磁器の歴史や文化を感じることもできる。都会にありながらも落ち着いた空気が流れる場所なので、ゆっくり散歩をしたい時にもぴったりの場所だ。

敷地内にある明治時代に建てられた赤レンガ建築
敷地内にある明治時代に建てられた赤レンガ建築

なかでも「クラフトセンター」は必見。建物の中を進んでいくと、製造にたずさわる職人が実際に磁器の一種であるボーンチャイナの原型製作などの彫成をする様子を見学することができる。建物2階では、職人によるハンドペイントも行われている。転写貼りや金仕上げなど普段は見ることのできない繊細な職人技にびっくりすること間違いなしだ。また、同センターではプレートやマグカップなどに絵付け体験ができるコーナーも用意されているので、親子、友達同士などで楽しむこともできる。

ノリタケの技を間近で見学できる
ノリタケの技を間近で見学できる

「ノリタケミュージアム」では、明治時代から昭和初期に製造されたオールドノリタケがずらりと並ぶ。収集家も多いという皿の数々は、華麗な絵柄が多く、各時代のデザイナー皿の絵付けの変遷も見られるので、見ごたえ抜群だ。

デザインの変遷もわかるデザイナー皿の展示
デザインの変遷もわかるデザイナー皿の展示

同敷地内にある「ライフスタイルショップ ノリタケスクエア」では、食器はもちろんのこと、テーブルウェアなど暮らしを彩る雑貨類も販売。ノリタケの歴史を学んだ後で皿類を選ぶと、なんだか皿を見る目が変わっているので面白い。併設の「カフェダイヤモンドデイズ」や「レストラン」は美味しいメニューの提供だけでなく、食器のスタイリングにもこだわっているため、家庭で使用する際のヒントになる要素が満載。

食器などが販売されている「ライフスタイルショップノリタケスクエア」
食器などが販売されている「ライフスタイルショップノリタケスクエア」

ノリタケの森には、かつて使われた古レンガや煙突など歴史的な産物が随所に残されており、園内は緑豊かで散策するだけでも気持ちいい。休日に気分転換に訪れるにもぴったりの場所だ。

ノリタケの森
所在地:愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36 
電話番号:052-561-7114
開園時間:10:00~17:00 ※施設により異なる
休園日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
https://www.noritake.co.jp/mori/




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