CAFE LE PIN
名古屋で明治42年(1909年)からコーヒー豆販売の卸しを行う「松屋コーヒー」。喫茶店文化が根付く名古屋を長年にわたって支えてきた老舗が運営するのが「CAFÉ LE PIN」だ。大府店がオープンしたのは2014年4月。店内にはいつも子どもから年配の方まで幅広い世代が集い賑わいをみせている。
「松屋コーヒー」が取り扱う豆は60種類以上。その数は全国でも指折りで、社内で鑑定士の資格を持ったスタッフが世界のコーヒー農園から、グレードの高い豆だけを厳選して輸入している。大府店でも何種類もの豆やパック入りのドリップコーヒーが販売されている。
「CAFÉ LE PIN大府店」の真骨頂は、松屋式ドリップで淹れるコーヒー。50年ほどの歴史を持つ淹れ方で、コーヒーに濁りが少なく、時間が経っても味が劣化しないのが一番の特徴だ。特注のフィルターに粉をセットし、高い場所から細いお湯を少しずつ注いでいく。おおよそ85度にした低温のお湯で注いだい、一反蓋をして蒸らす工程を挟むなど、きめ細やかな配慮が詰め込まれた一杯は極上の味わいだ。
コーヒーの美味しさはさることながら、「CAFÉ LE PIN大府店」が支持されているもう一つの理由は、フードメニューが豊富という点。モーニングもトーストやゆで卵が付く定番のものの他に、プラス280円する豪華な「ルパンモーニング」も人気。ふわふわのオムレツやホットドッグなど、朝からリッチな気分を味わえるメニューだ。
ランチタイム以降は豊富なフードメニューを求めて来店する客が増える。コーヒー店といえども、スパゲティやピザから、知多三元豚を使ったポークジンジャーソテーやシーフードスープカレーなど、その数や種類はレストランとして使うにも十分なほどだ。ファミリーで訪れても、メニュー選びに困ることはなく、地域の人にとって使い勝手がよい店であることが実感される。
全国的にも喫茶店数が多い名古屋で、コーヒーの味わいを追求し信頼を得てきた「松屋コーヒー」。老舗が作り出す直営カフェは、本格的なコーヒーとともに客の求めるフードメニューも大充実。名古屋の喫茶店文化の底力が体現されているのが人気の秘密だ。
CAFE LE PIN
所在地:愛知県大府市中央町1-221
電話番号:0562-48-3200
営業時間:7:00~22:00
定休日:年末年始
http://matsuya-coffee.com/store09.html