1634（寛永11）年開業、1671（寛文11）年に尾張藩の御用菓子を務め、1686（貞享3）年には「御菓子所 両口屋是清」の表看板を授かった、380年以上の歴史がある老舗の和菓子店。幕府や尾張藩からの信頼を得て、戦後まで激動の時代をくぐりぬけながら、今なお地域に愛され続けている。1950（昭和25）年の愛知国体で天皇・皇后陛下に喜ばれた「旅まくら」、ロングセラー商品であり、看板商品の「千なり」などの銘菓が知られている。

「千なり」は丹波大納言小豆で作られた餡をカステラ風の焼き皮で包んだ商品。伝統と技術を守りながらも、時代と共に変化を続けているが、2022（令和4）年に大幅リニューアル。ふわっふわ感をいつまでも保ちながら、餡は丹波大納言小豆を1.2倍に増量した小豆粒あん、濃厚な抹茶あん、シャキシャキ感がある林檎あんの3種類になった。パッケージも一新され、これまでにも名古屋の手土産としても定番だったが、さらに手に取りやすい商品となっている。

 「銘菓詰合」は、玉子風味を生かした皮とこし餡の焼き菓子「よも山」、ごまの風味が香ばしい「旅まくら」、表面に砂糖を引いた「志なの路」の三つの味わいが楽しめる商品。落ち着いた色合いで、慶事・御祝い、法事・法要にも安心して使うことができる。そのほか、店舗では季節の上生菓子をはじめ、普段使いに、また、手土産にも喜ばれる「ささらがた」、「おととき山」、「をちこち」など、上品な銘菓が揃っている。

両口屋是清本町店
所在地：愛知県名古屋市中区丸の内3-22-6 
電話番号：052-962-7011
営業時間：9:00～18:00
定休日：日曜日、元日
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