瀬戸地方に古くから伝わる焼き物の伝統技法「瀬戸染付」をテーマにした施設「瀬戸染付工芸館」。「瀬戸染付」を始めとする焼き物の文化やロクロ、絵付などの作業風景を公開、瀬戸染付の名品の展示を行っている。

施設は本館、交流館、古窯館と分かれており、本館ではマルチメディア機器を用いて、焼き物や周辺の観光情報を映像などで紹介。交流館は古陶園という染付窯屋である伊藤伊平家の細工場を復元し、ロクロや絵付作業の様子を一般公開しているほか、2階では資料のほかに染付の名品を展示しており、年に数回の企画展も催している。また、古窯館では1964（昭和39）年まで現役だった市内唯一の古窯を保存し公開している。この古窯は、1997（平成9）年に瀬戸市指定文化財に指定、2007（平成19）年度には経済産業省による近代化産業遺産群に認定されている。

瀬戸染付工芸館
所在地：愛知県瀬戸市西郷町98 
電話番号：0561-89-6001
開館時間：10:00～17:00
休館日：火曜日（祝日の場合は翌平日）、年末年始（12/28～1/4）
http://www.seto-cul.jp/sometsuke/