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押しも押されぬ「ひつまぶし」の名店で極上を召し上がれ

あつた蓬莱軒 本店

薬味、出汁、吸い物、香の物がついた「ひつまぶし」(3,600円)
薬味、出汁、吸い物、香の物がついた「ひつまぶし」(3,600円)

「あつた蓬莱軒」は1873年(明治6)年創業の名古屋が誇るひつまぶしの名店。連日行列必至で、その味を求めて日本のみならず世界から観光客が押し寄せるほどだ。一族のみが配合を知るという秘伝のタレは継ぎ足しで使われており、そのタレが蓬莱軒の味を生み出している。関西流で蒸さずに焼かれたパリッとしたウナギとタレの相性は抜群だ。

「熱田神宮」にもほど近い場所に位置する「あつた蓬莱軒 本店」
「熱田神宮」にもほど近い場所に位置する「あつた蓬莱軒 本店」

人気店の予約受付開始は午前10時半から。鰻を焼く香ばしい匂いは店外まで漂ってくるため、待ちきれない気持ちを押さえながらも、予約時間まで「熱田神宮」を見物して待つ観光客も多い。

紀州備長炭で焼き上げられるウナギ
紀州備長炭で焼き上げられるウナギ

名物「ひつまぶし」は短冊切りにしたウナギの蒲焼をお櫃のご飯にまぶした料理で、まずはそのまま、次にネギやわざびなどの薬味とともに、最後はお茶漬けとして食べるのが定番だ。紀州備長炭で焼きあげられたウナギの皮のパリパリ感と身のふっくら具合、香ばしさが絶妙。口に含むたびにおいしさが広がる極上の料理だ。

3杯目はお茶漬けでいただくのが「ひつまぶし」の定番
3杯目はお茶漬けでいただくのが「ひつまぶし」の定番

「あつた蓬莱軒」は「ひつまぶし」の発祥店で、「ひつまぶし」という名称も商標登録されている。日本料理屋として名の通った「あつた蓬莱軒」にはウナギの注文も多かったが、什器の器が出前で頻繁に割れたため木製のお櫃を使い始めたのが「ひつまぶし」の始まりだと言われている。また、とりわけやすいようウナギを刻んだことから現在の姿に発展していたのだとか。

神宮前には「あつた蓬莱軒 本店」以外にも、「熱田神宮」のすぐ南側に「あつた蓬莱軒 神宮店」があり、まさに「ひつまぶし」が身近にある町となっている。地元の名店の味をぜひ堪能してみたい。

あつた蓬莱軒 本店
所在地:愛知県名古屋市熱田区神戸町503 
電話番号:052-671-8686
営業時間:11:30~14:00(L.O)、16:30~20:30(L.O)
定休日:水曜日、第2・4木曜日
http://www.houraiken.com/




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