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伏見人形を継承してきた唯一の窯元

丹嘉(たんか)

江戸時代後期に最盛期を迎え、伏見街道沿いに約60軒もの軒を連ねた伏見人形の窯元は海外文化の流入などの影響を受け、衰退の道を辿った。しかし、今も当時と変わらぬ場所で、当時と変わらない技法で伏見人形を作り続けている唯一の窯元がある。それが寛延年間(1750年ごろ)創業の「丹嘉(たんか)」である。

「伏見稲荷大社」近くにある「丹嘉」
「伏見稲荷大社」近くにある「丹嘉」

江戸時代から使い続けているという土型に粘土を詰め、数日間、天日干しした後、窯で焼く。そして、素焼きの上から絵筆で彩色するのだ。「顔に筆を入れるときは一番、神経を使います。」と当主の大西貞行さん。「丹嘉」の職人はみんな、最初から完成まで手がける技術を持っているのだが、顔に筆を入れるのは当主のみと昔から決まっている。

色鮮やかで、ユーモアに飛んだ伏見人形
色鮮やかで、ユーモアに飛んだ伏見人形

伏見人形の中には、ご利益や願い事に由来したものがある。例えば、種類が豊富で、人気がある「饅頭喰い(まんじゅうくい)」がそれに当たる。二つに割った饅頭を子どもが両手に持っている立像で、父母から分けてもらったどちらの饅頭が美味しいかを聞かれ、「比べるものではない」との教えを伝える物語に由来され、この人形を家に飾ると子どもが賢くなるとされてきた。その他に、子どもの夜泣きにご利益があるとされる「疳(かん)の虫封じ犬」などもある。つまり、伏見人形は人々の生活に溶け込んだ形で、継承され続けてきたのだ。

表情が愛らしい「饅頭喰い」
表情が愛らしい「饅頭喰い」

現在ではお土産や社寺への奉納品として購入されることが多くなった伏見人形。今の時代だからこそ、家に飾り、愛でてみるのも一興だ。

「疳の虫封じ犬」
「疳の虫封じ犬」

丹嘉(たんか)
所在地:京都府京都市東山区本町22-504 
電話番号:075-561-1627
営業時間:9:00~18:00
定休日:日曜日、祝日
http://www.tanka.co.jp/index.html

京都市東山区のitot



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