かさぎ屋
1914(大正3年)年創業の老舗甘味処「かさぎ屋」。現在は4代目が切り盛りする当店。 初代は京都府相楽郡にある「笠置町」から現在の地に住居を構えた。清水寺と祇園に挟まれた二年坂で人の流れを眺めていたとき、食事処を提供しようとしたことが「かさぎ屋」のはじまりだったという。
当時としては珍しい夜12時までの営業で、粋な人達が多く集うお店であった。戦争中の物資不足も影響して、限られた時間で甘味だけを扱う営業形態に変わったことがきっかけで現在の姿に。代々、ハイカラな店主の交友関係は広く、画家の竹久夢二も「かさぎ屋」の甘味をこよなく愛したという。
そんな当店の人気は丹波の大納言小豆を使ったおはぎとぜんざい。暑い季節にはフローズンの氷の食感と白玉のはいった「しるこせーき」がお店のおすすめ。夏に定番のかき氷はシロップまで自家製というこだわり。100年を超える明治末の建物で営業を行う希少な場所でもある。二年坂を登ってきたら、まずは「かさぎ屋」の甘味で一息ついてはいかがだろう。
かさぎ屋
所在地:京都府京都市東山区桝屋町349
電話番号:075-561-9562
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜日