マールブランシュ 京都北山本店
1982(昭和57)年、京都・北山の地に誕生した「マールブランシュ」。京都府内を中心に10店舗以上もの店を構えるが、その本店がここだ。原点となるのは1951(昭和26)年、京都河原町三条に開業した珈琲店「ロマン」。ゆったりと寛ぐ客の好みに合わせて音楽を流すといったさりげないサービスが話題となったそう。それから約30年を経て、美味しい珈琲に合う美味しいお菓子を作りたいという気持ちから洋菓子製造を手掛けるようになり「マールブランシュ 京都北山本店」を創業。以来、次々と店舗を展開しているのだ。
「マールブランシュ」の美味しさを最も体感できるのは「茶の菓」だろうか。一言でいえば、茶葉の風味たっぷりのラングドシャでミルク感豊かなオリジナルのホワイトチョコレートを挟んだもの。しかし、こだわりは一言では表せない。例えば、使う茶葉は京都・宇治の厳選されたお濃茶<山の茶葉>と<川の茶葉>。土づくりからこだわった茶畑で丁寧に育てられた一番茶のみを使用。契約農家とともに作り上げた納得のいく茶葉のみを用い、独自の調合で「茶の菓」に最適なお茶へと仕上げている。そして、その茶葉を用い、熱に負けない色と味と香りが出すように考え抜いた最善の技でラングドシャを焼き上げているのだ。美味しさを支えるのは「素材」とシェフの「技」。サクッかつパリッとした食感と、お茶本来の甘みと渋み、そして、漂う香り。五感全てにおいて納得できる究極の味へと仕上げられたのが、「茶の菓」なのだ。
そのほかにも、口溶けなめらかな濃茶フォンダンショコラ「生茶の菓」や、丹波産小豆とマドレーヌが融合した「あんドレーヌ」。夏にはラングドシャにホワイトチョコレートを練り込んだ「涼茶の菓」や、水羊羹のような食感にマロンの風味を閉じ込めた「水モンブラン」なども登場する。
また、「マールブランシュ」の生ケーキも絶品。スペシャリテは「モンブラン」。こちらも素材へのこだわりは、京都から世界へ飛び出しても変わりない。世界に知られる栗の名産地フランス・アルデッシュの栗、その中でも厳格な品質管理を行い合格したものだけを使用し、渋皮を丁寧に取り除き、じっくりと煮詰めて作り上げられたマロンペースト。そこに、質の高い原酒を選び抜き、綿密に計算した割合で調合したラム酒の味と香りが加えられてマロンクリームが誕生する。「モンブラン」は、このマロンクリームで生クリームと蒸し栗を包み込んでいる逸品だ。
「マールブランシュ 京都北山本店」のサロンでは、マロンクリームの搾りたての美味しさを味わうことのできる「モンブラン・オートクチュール」をいただくことができる。また、京地卵と発酵バターの風味が溢れる「北山マドレーヌ」や、夏季限定の特製モンブラン蜜とモンブランクリームがたっぷりとかけられた「天然氷 雪の菓 モンブランかき氷」も「京都北山本店」だけの味だ。
「マールブランシュ」が追い続けるのは、「おいしさ」と「もてなし」と「しつらい」。それは創業以来変わりない。素材にこだわり、技にこだわり、そしてホスピタリティという心にこだわる。ここにあるのは、地道に築き上げられた「京都のほんまもん」、最高の『京都クオリティ』だ。
※「モンブラン・オートクチュール」は、2020(令和2)年7月30日現在、新型コロナウイルス感染症の影響により提供を休止しております
※生ケーキも含め、一部の商品は、京都市内の自宅への配達を行っております
マールブランシュ 京都北山本店
所在地:京都府京都市北区北山通植物園北山門前
電話番号:075-722-3399
営業時間:ショップ9:00~20:00、サロン10:00~20:00(L.O.19:30)
定休日:年中無休
http://www.malebranche.co.jp/